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○受難の一夜が明けて1 苦痛レベル ★★☆☆☆ オペ後の受難の一夜が明け 午前6時に鼻腔酸素や尿管カテーテル等の呪縛からやっと解放されました。 砂漠を歩きつづけて初めて水を飲ませてもらったように カミさんに差し出された番茶を夢中で飲んでストップされました。 立ちあがってみようとしたとき 腰の手術創のところが縫合されているのをどうしても意識し 無理に力を入れるとはじけるんじゃないかと思ったりして 最初起きあがるのは一苦労でした。 カミさんに助けられてようやく立ちあがり 腰の部分にコルセットを巻いて ベッドからわずか2〜3mのトイレまでソロリソロリと 歩けたときの嬉しさはなんとも言えません。 でも右足のふくらはぎ辺りにあの痛みがまだ残っています。 こんな苦労してあの痛みがとれないんじゃないだろうな と少し不安になってしまいます。 その後晴れて(?)初用足し カテーテルを抜いたばかりなので あの部分にかすかに痛みを覚えながら無事終了。 まる1日半ぶりの朝食が出ました。 お粥と味噌汁です。 美味しくはなかったけどやはり食べられるというのはいいもんです。 朝の回診でヒゲドクターから歩行の有無を問われ 「まだ1階には降りないでくださいね。」 念を押されました。 朝8時5分職場の二人のマネージャーにメールで手術後経過を知らせました。 「第一関門クリア……おはようございます。 [受難の6日]が終わりました。 昨日は全身麻酔の前の注射でコロリといってから 終わって自室のベッドに寝かされるまでまったく記憶がありません。 しかしその後は朝までスッポンポンで 身体中にいろんな管を繋がれて身動きできず 喉がヒリヒリ痛いのに潤すこともできず まさに受難の一日でした。 でも今日は朝からお粥も出て番茶もOKということでまずまずの滑り出しです。 寝返り等々に背中が痛いくらい。 まあしばらく修練のつもりでがんばります。 みなさんによろしくお伝えください。」 お昼前と午後3時頃マネージャーの二人からメールがきました。 「Re……無事に手術を終えられましたようで良かったです。 しばらく動くことに制限があるようですね。 思うようにならないでしょうがおっしゃるように修練ですね。 職員みんなも一安心のようです。 じっとしているのは大変でしょうが 先生や看護婦さんの言うことを守るようにしてください。」 「Re……受難の一日も無事済み一安心ですねよかったですね。 昨日昼前から手術が始まると聴いていましたので ちょうど出張中でしたがうまくいくといいねと話していました。 全麻だから当の本人は全くわからなかったようですけど 分からなかったからよかったものの 分かってたら大変じゃあなかったのでは? 無事を職員に伝えますが…しばし退屈でしょうけど頑張ってください。」 【戻る】 【次へ】 |