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○硬膜外ブロック


アイタタレベル


★★★★★


硬膜外ブロック注射





(神経の側へ打つ注射がそういう名前だとわかったのはもっと後になってからですが)


を希望した私は、なぜか再びレントゲン室へ通されました。


先ほどのナースよりもっと若いナースが


「ズボンを脱いで、台の上で向こうを向いて横になってください。」


とレントゲンの撮影台の上に寝かせられました。


別にレントゲンは関係なく、撮影台を使って注射を打つだけのようです。


この病院はもっとちゃんとした処置室無いのかよ?


「膝を抱え込んで背中をまるくしてください。」


そういえば前にもこんなことがあったなぁ。


もう随分昔だけど、あれは盲腸の手術をする前に部分麻酔をするのに


やっぱりこんな恰好して背中へ注射打たれたことあったっけ。


なんて、私のこれまでの人生の中で唯一の入院だった


盲腸の手術のときのことを思い出していました。


注射を打つ部分が消毒され、やってきた医師が


「はい、ちょっとチクッとしますよ。」





と言うなり、腰のところにプスッ。





アイテッ。





ナースが顔を覗き込みに来ます。


「気分は悪くありませんか?いま針を刺す部分に麻酔しましたからね。」


エッ、あのプスッで終わりじゃないの?


…ってことはまだこれからなの?


「はい、それじゃ針を刺しますから。」


と医師の声。


麻酔が効いているからかいという感じは無いけど





「ズンッ」





という感じで腰の後ろに針が入ってきた。


こりゃ随分太そうだ。


「じゃあ薬入れますから。」


ん、なんか入ってきたゾ。





ジョロジョロ、ジュルジュル…ちと冷たい…





背中の中を水が流れてる…ンームム癖になりそう(笑)


「はい、終わりました。しばらく休んでてくださいね。」


そう言いながらナースがなんやら書いた紙片を渡してくれました。


硬膜外注射を行ったので、休息をとって帰ること。


すぐに運転しないこと。


などの注意事項が記載されていました。


右足の先がジーンと痺れているような感じで


その分足のみは和らいだような気がします。


なんとか運転できそうなので、近くの調剤薬局で薬をもらって帰りました。





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