『爆痛みか物語』
第68爆章

外来
激痛レベル
☆☆☆☆☆

自宅で過ごした間、痛みは全くなかった。
ただ、体はかなりだるい。
仕事へ行き
みかが休み中にやってもらう事をまとめたり
やれる事は必死でやっていた。
倒れそうだったのは気力で乗り切ってた。
はぁはぁと言いながら、それを会社の人には悟られないようにしていた。
夜になれば、先生が言った通りに熱が上がる。
内服薬の効果か、高熱とまではいかなかったが、38度になるかなってくらいは出ていた。
もしも、高熱が出たら…
美希が夜中でも病院へ走るからと言ってくれていた。
自宅で過ごす4日目。
この日は外来で診察を受ける事になってた。
仕事をほんの少し抜けて、予約時間に受付を済ました。
退院する時の指示で、この日はまた造影剤を入れてのレントゲンもする事になっていた。
それを撮り終えて、待合いで約1時間待った。

「やぁ!こんにちは〜」

こんにちは〜

「どう?調子は?」

いつもの調子で、きむりんと話してた。

痛みはないよ〜
夜になると少し熱が出て、だるいくらいかなっ〜
「熱はどのくらい?」

38度弱くらい。

「………」
???

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