『爆痛みか物語』
第29爆章

説得
悲痛レベル
★★★★☆

入院せずに
通院で治してください!!

「でもね〜」
「おじいちゃん、おばあちゃんは近くにいないの?」

頼る事できませんから!

親に頼れるくらいなら、さっさと入院しちゃうさ…
「兄弟はいないの?」
いません!
みかは、ひとりっ子。
今思えば、何でこんなに意地になったのか…

子供の事
仕事
激痛


頭はぐちゃぐちゃだ!
(この激痛状態で家に帰る方が無謀で怖いと、今なら思えるが…)
処置室の看護婦と外来の看護婦、
そしてヌボッ〜とした先生も来て、回りには10人近い人が集まって、
みかを説得していた。
「こんな状態で家に帰っても、子供が返って心配するよ!」
「子供の事はケースワーカーに相談しようね。」
「ちゃんと治して元気になんなきゃダメなんだよ!」
みかの体を思って言ってくれてるのは、今ならよくわかりるが、
この時は集団いじめにでもあってるような気分だった。
1時間以上、看護婦と先生の話を聞いて…
わかりました
うるうるしながら、そう答えたみかだった。

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