image

image


第69爆章 カテーテル


レベル


☆☆☆☆☆





「やっぱり、熱出ちゃったかぁ…」


でも、朝になると下がってるよ〜


(…と言っても平熱までは下がっていなかった。)


「ねぇ〜入院しない?」


きむりん…





ねぇ〜





彼女〜





お茶しない?






みたいな感じで言うから、みか笑いながら…


しな〜い


「でも〜 熱出てるんだよ〜 どうしてもしない?」


だから〜


先生言ったじゃんね


月曜になったら入院するって


まだ仕事も片づいてないし無理


「でも、このままじゃ帰してあげられないんだな〜」


はぁ?


この時に、あまり良くないという事に、やっと気付き始めた。


「どうしても入院できないなら、カテーテル入れるしかないよ。」





カテーテル?





(何よ、それ…)


「レントゲン見ても左の腎臓はほとんど機能してないんだよ。」


それは、素人が見ても簡単にわかる。


「だから、腎臓から膀胱までの人工的なバイパスを作るわけね


体にカテーテルを入れておけば、応急処置はできるからね。」


そうなんだ…


「どうしても、入院できない?」





できない





「じゃぁ、カテーテル入れるしかないね。」





【戻る】 【前へ】 【次へ】