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第76爆章 ヤブ医者


怪しみレベル


★★★★★





みかは話した。


整形外科を受診しても一向に良くならず、悪化するばかりだったこと。


接骨院やヘルニアを一発で入れてしまうという整体へも通った事。





「ヘルニアが入れられるなら見てみたい。」





先生は笑ってる。





「今から入院してください。」





はぁ???





今からなんて、そんな突然言われても…


入院しなきゃいけないだろうとは、


ある程度覚悟はしてた。


みかの態度はこの八方塞がり状態で、


かなり悪質だった。


自分で壁を作ってしまってるのさえわからなくて、


治してもらえないのを全部先生と名のつく人のせいにしてた。


入院を覚悟してたくせに今日だなんて言われて、返事も悪い子の見本…





はぁ〜


(発音は尻上がりに〜)





言うことの聞かない頑固な患者に先生は〜





「自分はヤブ医者じゃないから


入院して時間かかるかもしれないけど


治しましょう









ヤブ医者じゃないって言う先生なんて初めてだぁ。


ちょっと、びっくりしたのと同時に、


本当かしら???


そう思ってしまった。


わざわざ、ヤブ医者じゃないなんて言うの怪しい…。


でも、ここで治してもらえなかったら、


他に残る道がない。





入院の準備もあるんで明日にして下さい。





みか年貢の納め時となった瞬間だった。





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