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第66爆章 お代官様


レベル


★★★★★





整体へ行って、4日が経過。


何も変わらない。


絶望の崖っぷちに立たされた気分。


整体へ電話した。





全然、みが変わらないんですけど…





溢れる自信の先生には屈辱だろう。


歩けなかった人が歩いて帰って行くという整体なのだから…


とりあえず、もう一度行く事にして予約を取った。


今は、冷静にこの原稿を書いているみか。


この時は、てんぱってて必死。


それはまるで…





悪代官の年貢の取り立てが厳しく、明日食べる物がない農民のよう。





お代官様〜


なんとかしてくだせ〜






苦しみながらも命ある限り生きていかなくてはならないんだ。


代官と呼べる人が誰なのかも、よくわからない。


自分では、どうにもできない。


誰かに治してもらわないとなんない。


誰でもいいから、この腰を元に戻してぇぇぇ〜


ただ普通に歩けさえすればいい。


ただ、それだけでいいのに…





頭をぐるぐるとわけわからんちんな事が巡り、諦め半分で整体へと向かったのだった。


その途中、猛烈アタック中の彼から電話が…


タイミングがイイというか〜


これでダメなら入院するよ。


笑いながら話してるみかの心の中は涙がハリケーンのように荒れ狂っていた。





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