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第61爆章 世界一の不幸者


卑屈レベル


★★★★★





このころのみかは、全く素直じゃなく〜


今思うと恥ずかしくなるほどにひねくれていた。


親友、臣くんからのメールで子宮癌と闘ってる人の事が書いてあった。





『だから、みかちゃんも頑張って





そう言いたかったんだろう。


ところが卑屈の教祖になっていたみかときたら〜





『その人には旦那さんがいて環境も違うじゃんね臣くんには、みかの苦しみなんかわかるわけない


などと、かなり失礼な返事をしていた。


(よく今でも親友でいて下さる。感謝です。)


まるで世界一不幸を背負ったとでも言いたいみたいな…


確かに、自分の中の最低ではあったかもしんない。


かなりのピンチだったんだ。


何ひとつポジティブに考えられず、ネガティブの泥沼にはまっていった。


そんな奴に、奇跡など起こせるわけもなく〜


良い事などあるわけもなかった。


元々はよく笑い明るいみかなんで、そんな自分が大嫌いにもなってた。





悪い方へ〜





悪い方へ〜









自分でそうしてる事に気付く事もできず…


毎日、ぼんやり昼メロを見て、ひたすら暗い日々を送っていった。








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