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第49爆章 ありがとう


感謝レベル


★★★★★





A社の常務。


まさか、所長に電話をするなんて思ってもみなかった。


あの日、常務が電話してくれなかったら、


みかは会社をあのまま辞めていたかもしれない。


いや、多分辞めていただろうな…。


美希のパパはみかの会社の総務次長。


この話をもちろん聞いて、美希共々、やはり激怒したらしい。





人間のする事じゃないって…





みんなの力を借りて、みかは今でも同じ会社で働いている。


トーイを私立の高校へも通わせてやれてる。


病気で気持ちが弱くなってた。


負けそうだった。


助けてって言いたくても言えなかった。





ありがとう





何度繰り返しても足りないくらいだ。


とりあえず常務に電話をして、お礼を言った。


シャイな常務は、俺は何もしてないよって照れて笑ってた。


何かあると人の本性が見えるもんだ。


本当に大事にすべき人と、そうするには無駄な人。


改めて、よくわかったような気がしたみかだった。





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