激痛ヘルニア物語 Part2
第5話
湯船
(激痛度レベルA)
足を上げるのも苦痛だが、最後の一踏ん張りでお風呂へ足をいれた。
あったけぇ
と、一瞬だったけど心がやすらいだ.
そして
湯船に体を沈め、腰を温める事に専念をした。
しばらくすると、少しだけ痛みが和らいだかなぁ?(思いこみ)
ずっと入っていれば、痛みは引くかなぁ?(希望的観測)
そんな甘い期待をこめて、じっと体を動かさずにお風呂に入っていた。
しかし・・・
現実は、そんなに甘かなかった。
どれだけお風呂に入っていようが、体をちょっとでも動かそうものなら
痛でぇぇぇぇ!!!!!!!
お風呂に入ったからと言って、なかなか痛みは引かなかった。
諦めたくなかった。
もっと入っていれば。
もっともっと、長い時間入っていれば、なにか痛みの変化が現れるんではと
希望をもって・・・
しかし
激痛は、治まらなかった。