激痛ヘルニア物語 Part2
第12話
第12話 空き無し!!
(精神度レベルAAA)
先生が、
「看護婦さん、ベットの空きある?」
と、聞いてくれた。
そして待つこと数分、返ってきた答えは・・・
「はっし〜さん、申し訳ないんだけど、今、ベットが満床で空きが無いんです」
「は??????」
「はぁぁ!!!!!!!!」
想像だにしなかった回答だった。
ここ、緊急病院ダヨネ。
紹介状書いて上げるから、別の病院へ入院してもらえる。
今から、その病院へ連絡を入れるから。
その病院は、ここの病院から派遣されている先生がいる病院だった。
憂鬱だった。
いまから、家に帰るの?
また、あの激痛との戦いを一晩せねばならないの?
明日、痛みはどうなっているの??
いろんな思いが、自分の頭の中を交錯した。
その後、入院したいとの訴えも聞き入れられず、紹介状を持って帰途についたはっし〜である。
帰途の途中も、辛かった。
足に痛みが、走るたびに、立ち止まって痛みを堪える。
こうやって、元旦が過ぎていった。
(後に分かった事だが、実はこの時、ベットは空いていた、何故この事が分かったかというと、5時間待ちの原因となった
患者と、その後、知り合いとなったからである、その患者から、「いっぱい空いてたよベット」と聞かされた。
元旦は、看護婦さんも人出が足らないので、たらい回しにあったって事だった)