激痛ヘルニア物語
第57話

最悪の検査 走る電気
(激痛度レベルA)

かれこれ検査が始まって、1時間程がたとうとしていました。
私の体力はもう限界となっており、これ以上続けると気が狂いそうになっていました。
針が神経に触れる度に体を襲う
激痛 激痛 激痛です。
でも、ヘルニアに冒された場所の特定が出来ていない為、検査が終わりそうな気配がみえません。
そんな時でした。
「はっし〜さん、ここはどうかな?」
神経に触れた時です。
まるで、電気が走るように、いつもと同じ痛みが足に走ったのです。
先生!、同じです。
同じ痛みです。
やっと見つかった、嬉しかった、これで検査が終わる。
これで、この検査から解放される。
そして、見つかった神経の場所に直接薬を注入し治療が終わったのです。
そして・・・

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