激痛ヘルニア物語
第55話

最悪の検査 終わり無き検査
(激痛度レベルなし)

冒された神経を探す目安として
針が神経に触れた時に普段と同じ痛みがするそうです。
その為、普段と同じ痛みがするまで探しまくります。
これが地獄の始まりなのです。
同じ痛みがでるまで、神経を触る、って事は
同じ痛みがでなければ、いつまでたっても終わらない事を意味します。
いままでの検査では必ずいつ終わるか分かっています。
この為、痛みに対してもなんとか我慢ができるのです。
もう少しあと少しと我慢すれば終わってくれるのだと。
でも、この検査だけはいつ終わるのか分かりません。
いつまで我慢して良いのか分からないのです。
これは体験してみないと分かりませんが、苦痛です。
本当に苦痛でした。
そして、針が脊髄をはい回ります。

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