激痛ヘルニア物語
第44話

看護婦 学生さんいらっしゃぁ〜い
(学生度レベルA)

入院中、制服の違う看護婦の姿をみかけるようになりました。
看護学生が実習で病棟にやってきたのです。
そして、私は実験材料と化したのでした。
突然婦長が私の元に来ました。
「はっし〜さん、お願いがあるのですが」
「看護学生の勉強の為、今度の点滴の時見学をさせてもらえませんか?」
と丁重にお願いされました。
この時は、ただ注射をするのを見せるだけだと思い軽く了承してしまったのです。
やめときゃよかった・・・
点滴の時間がやってきました。
看護学生がぞろぞろと私の周りに集まってきたのです。
普段通りに腕をだし、点滴をして貰ってすぐに終わるのだろうと思っていたのですが
そんなにあまくはなかったのです。
そこに来ているのは看護学生です。
点滴の針を刺していきなり説明が始まったのです。
おーーーい!
針が、針が中途半端に刺さっているよ。
おーーーい!
たのむから、針を固定してくれーーー。

さて、これで看護婦シリーズはひとまず終了しますが
またどこかで再開したいと思います、お楽しみに。

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