激痛ヘルニア物語
第33話

ミエロ後夜祭 出ない出ない出ないぞ!!
(激痛度レベル未体験)

以前第21話にて尿瓶についてのお話を書いた時に
寝ながらのおしっこの練習を怠ると大変な事となると書きましたが
そのお話を今回したいと思います。
ただし、これは自分が体験したものではありません。
自分が入院していたベットの向かいで繰り広げられた悲鳴の記録です。
その患者は自分と同じ、ヘルニア患者でした。
同じようにミエロ検査を受けたのです。
ただ、その患者は自分と違うところが1つありました。
それは寝ながらおしっこをするのが苦手だったのです。
その患者が練習している時は、結構いいかげんなもので
ミエロが終わればなんとかなると考えたのでしょう
あまり真剣に練習をしていませんでした。
悲劇はミエロ検査終了後の生理現象で起こりました。
向かいのベットでカーテンを締め、たぶん尿瓶を持って格闘している雰囲気が漂ってました。
なにせ1時間以上もカーテンが開きません。
たぶん出なくて苦労している様です。
さすがに1時間もでないと、半ば諦めたのでしょう、ナースコールで看護婦が呼ばれてやってきました。
そして・・・悲鳴が病室に響きわたりました・・・

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