激痛ヘルニア物語
第196話

リハビリ プロローグ
(激痛度レベルなし)


背中の痛みも徐々に消え、最初は車いすだけの移動だったのが歩行器に切り替わった。
歩行器になったおかげで、病院内はそれなりに自由に動き回れるようになっていた。
また、体が動けるようになったので、麻痺を治療する為のリハビリも始まる事になりました。
そうです、はっし〜はこの時、まだ足の麻痺に悩まされ続けていたのです・・・

治ってくれないんです。麻痺がぁ!!!

麻痺の治療は、ずっと低周波治療で神経を元にもどそうとしてました。
が、やはりすぐには治るものでは無く、この低周波治療に加えて
リハビリメニューが追加となったのです。
リハビリ治療は、毎朝9時から行われます。
はっきり言って、この時間って早すぎる。
マジで眠いんです。この時間。
入院当時も、朝の弱いはっし〜にはこの時間、この朝の早い時間てのが辛かった。
1日中暇をもてあましてるので、病院ではだらけきった生活をしていた。
何をするでもなく、1日が過ぎていたんです。

毎朝の検温は6時頃に行われ、朝食は7時に強制的にとらされるので
無理にでも起きなければいけないのだけれど
そこは食事後、暇なはっし〜はすやすやと眠りに入り
毎日昼近くまで寝てしまう生活が続いていたんです。
まぁ、痛みの為夜あまり寝られず
朝方になって強制的に眠くなっていた生活だったからって事もある。
そんな生活だったけど
リハビリが始まる事で生活パターンが一変させられようとしていた。

戀戻る黎次