激痛ヘルニア物語
第194話
抜糸 パチン
(激痛度レベルなし)
抜糸を行ったのは、若い先生でした。
「はっし〜さん、今から抜糸するから」
と。
ちょっと、はっし〜に不安がよぎる。
今まで、若い先生に何かをやられてると
いつも決まって何かが起きている。
そして抜糸の準備が始まりました。
はっし〜の体をうつ伏せにして、背中の様子を先生が見ています。
背中なので、はっし〜には状況は全く見えません。
どうなっているのかを見て見たいものですが、かなうはずはありません。
そして、抜糸が始まりました。
バチンと糸を切る音がします。
そして、またパチンと。
そして
「あ・・・・・・・・・」
そして時間が流れていった・・・
戀戻る黎次