激痛ヘルニア物語
第153話

待つこと数十分
(激痛度レベルなし)

おむつを敷いてもらった事で、いつでも、来いの状態となる事ができた。
これで、少しでもお腹が痛くなれば、お通じをするだけだ。
出来れば、他の患者が検査や、休憩所に行っている時に
お通じが出来れば良いのですが、なかなか、そんな訳にはいきません。
おむつを敷いた状態で、時間が過ぎていった・・・・・



そして、待つこと数十分、やっとお通じがしたい気分となってきた。
お通じがしたいからといって、そのままする訳にはいきません。
自分のベットの周りには、他の患者がいる為です。

慌てて、自分のベットの周りにあるカーテンを、手元にある長い棒を使い、閉めます。
突然カーテンを閉めるので、これから私が
何をするのかは、同じ部屋にいる患者にはバレバレです。
当たり前ですが、自分の隣に人がいる状態で、
お通じをする経験なんてこれが人生で初めてなので
少しばかり緊張が走った。

さてカーテンも閉まり、準備が出来たところで、自然に出るのを待つ。

待つ。



待つ。



待つ。



出ない・・・・・・・(泣)

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