激痛ヘルニア物語
第144話

来客への思い
(激痛度レベルなし)

術後2目はまだ、激痛が続いていました。
耐え難く辛いのです。
痛みを我慢するので精一杯でした。

そんな中、見舞い客が来たのは辛かったのです。
普段であれば、見舞いに来てくれるのは、うれしいし
心配をしてもらえるのも、ありがたいです。
しかし、そうは思っていても、手術直後だけは違いました。
自分の足が動かない姿を見られるのも、なさけなく嫌でした。

それに激痛の中、こんなにも、しゃべる事が辛いとも思いませんでしたし
こんな感情を持つとは思っていませんでした。
早く帰ってほしいと・・・
この友人には、この時の気持ちは知らないし
帰って欲しいなんて言えませんでした。
後から思えば、感謝すらしています。
心配して見舞いに来てくれたのですから。

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