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04/03/19 大学での生活

2004/03/19(金)
ここらで私の鄭州大学での1日の生活の様子を紹介します。(すみません、かなり長いです)

平日は毎朝7時に起きます。今の時期はまだ寒いので結構起きるのがつらいです。それから学校に行く準備をして7時半ぐらいに部屋を出て教室に向かいます。
食堂で朝ごはんを食べる人もいますが、朝が弱い私はまだ1度も食べたことがありません。
大学の敷地が異常にでかい為、留学生宿舎から教室までは歩いて15分以上かかります。寝坊した時はダッシュする羽目になります。こういうときに体力の無さを痛感します。4〜5年前までは会社のマラソン部に所属し、最盛期には毎晩のように走っていたのが嘘のようです。今は少しずつ運動をして体力を付けるよう努力中です。

授業は朝8時から始まります。クラスは大きくわけて初級、中級、高級にわかれており、私のクラスは一番下の「初級1班」です。
現在、クラスメートは3人のみです。当初は生徒が少なくて少し寂しかったですが、先生としゃべりまくり、質問しまくりなので勉強する環境としては非常に良いです。
生徒の1人はスーダン人(男)で、もう一人は日本人(女)です。スーダン人はよく遅刻や無断欠席をします。スーダン人の国民性なのだろうか、それとも彼自身の問題なのだろうか。話すといいやつなのだが、いまいち本性をつかみ切れないでいます。
ただでさえクラスの生徒数が少ないので1人でも授業に出ない奴がいると、先生に申し訳ないという気持ちになる。先生になったばかりの熱血先生もいるのだが、やる気を無くしてしまうのではと少し心配。頼むから授業は出ましょうね。マジで。

授業はわれわれ生徒が変な質問をするためよく脱線します。先生に中国の歌を教えてもらったり、中国各地の話をしたりと非常にフレンドリーな雰囲気の中で授業は進みます。
難があるとすれば教室が寒いこと。中国政府の方針で3月15日以降は暖気(ヌアンチー)が切られてしまってからはますます寒くなりました。今は寒さに耐えながらがんばっています。早く暖かくならないかなぁ!


授業は1時間目から4時間目まであります。同じ授業を2つ連続して受けるので1日に受ける授業はいつも2種類です。1〜2時間目は8:00〜9:40、3〜4時間目は10:00〜11:40です。授業の種類は以下の4種類。

・「初級はんゆう」→「はんゆう」は日本の漢字で書くと「漢語」だが誤解を招きそうなので、ひらがなで表記した。基本的な中国語会話や単語を学ぶ。週に8時間。
・「初級口語」→会話を中心に文法などを学ぶ。週に6時間。
・「初級聴力」→カセットテープを聴きながら声調や発音の練習をする。週に4時間。
・「初級閲読」→簡単な文章や新聞記事を朗読し、流暢に話す練習をする。週に2時間。

個人的には、「初級閲読」が最も好きで、次に「初級はんゆう」、「初級口語」の順。「初級聴力」は先生は熱血で良いのだが中国語の微妙な発音の差が聞き取れない、発音できない等の理由で少し苦手。

午前中で授業は終わりで午後は授業がありません。授業後は食堂に行きクラスのみんな(といっても3人だが)で食事をする。
食堂はでかいのがいくつもあり、生徒は好きなところを選ぶ。だが私たちはスーダン人の彼が宗教上の理由で豚肉を食べられないので、いつも豚肉未使用の食堂に行く。中国の回族という少数民族も豚肉を食べられないらしく、そういう人たちもその食堂で食事をします。

食事はとてもおいしく、しかも大盛り。食べきれない分は残して構わないのだが食べ物を粗末にすることに抵抗のある私はがんばって全部食べます。お腹がますます太くなってしまうのではないかと少し心配。食事は1食あたりだいたい3元(約45円)ぐらいです。これでも中国では少し高いと思います。

食事後は何をしても自由なのですが私はいつも部屋で数時間昼寝をします。でも夕方まで寝てしまうことも度々で、これが習慣になりつつあり少しやばいかな〜、と思っています。でもやめられない。今まで仕事が忙しいかったので今の余裕のある生活がすごく気に入っています。
寮は出来たばかりで新しく奇麗です。結構広めの部屋(7〜8畳ぐらいか?)に21型テレビ、ベッド、電話、本棚などがあり、当然ですが風呂&トイレも部屋に付いています。ゴミは部屋の外に出しておくと女性の服務員が片づけてくれます。
留学生は日本人の他に韓国人、ベトナム人、スーダン人がいます。みんないい人ばかりです。

夕方になると夕飯を食べます。昼飯と同じく食堂で食べても良いのですが、私はだいたい大学内の超市(スーパー)でパンや牛乳などを買って食べます。
その後、飲み会などのイベントがが無い限り3〜4時間中国語の勉強をします。授業の復習や次の日の予習をしたあと、まだ余力があればピンイン(声調符号)を含めた漢字の書き取り練習をします。私は漢字を書くのが苦手なのでしっかり練習しておかないと後で苦労しそうです。ただ音読みで漢字を覚えないように気を付けています。看板や商品に書いてある文字もなるべく音読みしないようにしています。変なクセが付くと大変みたいなので小心、小心。(小心は中国語で注意するという意味)

あと、私は毎週水曜日の夜に日本語学科を専攻している中国人学生と互相(フーシャン:双方の母国語を相手に教え合う。家庭教師と違って無料)をしています。週に2回とか3回フーシャンしている人もいます。無料で中国人から生の中国語を教えてもらえるのでとてもグッドです。韓国語学科やベトナム語学科は無いようなので日本人だけの特権ですね。これを使わない手はないぞ!
フーシャンの雰囲気はどうかというと全然勉強という感じではなく、双方の国の習慣のことについて話したり、双方の興味のあることについておしゃべりをしたり、相手の宿題を手伝ったり、冗談を言って笑ったりととても楽しいです。
あと、留学生どうしで韓国人に日本語を教えたりしている人もいます。やる気さえあれば韓国語やベトナム語を学ぶことも可能です。

夜の10時ぐらいに日本人留学生のOさん(男)と2人で30分ぐらい体力回復を目的とした散歩をする。彼の中国語のレベルは既に上級。自分も早くうまく話せるようになりたい。散歩をしながらOさんと中国語の勉強方法やいろいろな裏話を聞いたりする。これも結構楽しい。大学は凄く凝った造りになっていて超長い階段があるので、いつもそこを4往復する。結構汗が出て良い運動になっています。これが物足りなくなったらジョギングでもして徐々に体力を付けよう。
散歩の後は牛乳を飲んだりして休憩し、また勉強をします。夜1時過ぎに風呂に入り、2時ぐらいに寝ます。

寮の門限は夜の11時。でも夜12時ぐらいまでは中国人の守衛さんが入り口のところにいるので大丈夫だったりする。
土日は学校が休みなので、みんなでサッカーや卓球をしたり、街まで行って買い物を楽しんだりします。

ちなみに先生はみんな女性できれいな人ばかりです。とても親切、丁寧に教えてくれます。羨ましいと思う人は、もう鄭州大学に来るしか無いっ!(笑)
自分で留学手続きをする時間が無かったり、面倒な人は少しお金がかかりますがNOVA留学センターに依頼すると鄭州大学を紹介してくれます(10万円ぐらい余分にお金がかかる)。私はこれで鄭州大学に来ました。願書を中国から取り寄せたり、書類の記入方法を教えてくれたり、次にしなければならないことを指示してくれたりと親切に対応してくれます。お金に余裕のある人は良いのではないでしょうか。

鄭州大学に留学する他の方法は私もわかりません。
でも鄭州大学の日本人留学生で作っている「鄭州一家」というホームページがあるので、そこの掲示板で質問してみましょう。みんな親切な人ばかりなのできっと答えが見つかると思います。
他にも鄭州に関する情報が満載なので中国に興味のある方にお勧めのページです。掲示板は私もチェックしてますので私でわかることならどんどん答えます。

中国に興味がある人もない人も鄭州一家へGO!!!



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