2004/02/24(火) 今日は新校舎に引っ越しだ。 引っ越しは昼の2時から始まる予定なので、荷物の少ない私は昼ごろ起きてのんびり作業を始めた。と言っても作業というほどの作業は無くて、もう一度荷物をスーツケースに詰め直すだけ。 作業はすぐに終わりヒマになったので他の寮生の様子を見てみると、かなり多めで苦労している様子。 モノっていつの間にか増えてて、いざというときに身動きが取れなくなる。 日本で11年分の荷物の処分に大変な苦労をしたことが懐かしく感じられる。 『食中毒への道(投稿No.522)参照』。そんなこともあって身軽な自分がが妙に嬉しかった。 2時半をかなり回った頃にようやく引っ越しが始まった。引っ越し作業は中国人の引っ越し屋がやるので自分たちとしては持って行くモノがちゃんとトラックに乗ったことを確認するだけだ。 引っ越し作業をしている中国人は皆なぜかスーツを着ている。 別にスーツじゃないと怒る人はいないと思うのだが。(中国人は怒るのか?) 引っ越し自体はのんびりした雰囲気で進み、その間に日本人の寮生から中国将棋を教えてもらった。日本の将棋も下手くそなのだが、中国将棋はどう使っていいのかわからない駒が多く難しいと感じた。 中国の街を歩くと、店番もそこそこに路上で近所の人と中国将棋に夢中になっている人がたくさんいる。客が来たら仕事、客が来るまでは中国将棋。非常に羨ましい生活だ。 中国はこれからどんどん豊かになっていくと思うが、こういう風景は無くなってほしくないと思う。 夕方になった頃、自分たちもバスに乗って新校舎に向かった。新しい校舎は市の中心部からバスで約1時間かかる。遠いぃ〜!! 新校舎に着くと入り口に自分の荷物が置いてあったので3階の自分の部屋まで持って上がった。全員が部屋に荷物を運び込んでもらった後、皆で食堂で食事。その後、各自部屋に戻った。部屋の様子は今後レポートする予定なのでお楽しみに。 明日からは上海旅行なので、その準備をする。服やパスポート、辞書などをリュックに詰める。 そうだ、列車の中で14時間もヒマだと思うのでCDウォークマンを充電おこう。と考えた私はウォークマンの充電器をコンセントに差した。 その数瞬後、「ジュ〜」という小さな音とともに充電器から煙が。 「け、けむりだぁ〜!」 慌ててコンセントから充電器を抜いたが時すでに遅し。充電器は壊れてしまいました。 中国の電圧は220V。そのため100Vしか対応していない電気製品を使うときは間に変圧器で電圧を100Vにしてやらなければならない。 日本から持ってきたデジカメとパソコンの充電器は220Vに対応しているので大丈夫だが、ウォークマンと携帯(目覚まし用)は非対応なので注意していたのに。ついにやってしまった。 ウォークマンの充電は、たまたまその話をした他の寮生が同じタイプの充電器を持っていたのでそれを貸してもらい、今度は間違わないように変圧器も使って充電を再開しました。本当に助かります。 でも、まだテレビも無いし、インターネットも出来ない、かと言って寝るにはちょっと早い。 「風呂入ろうかな。」 先生からは、安全が確認されるまで風呂は使わないようにと言われていたが、こっそり入ってしまおう。 風呂場に行き、温水器の電源をいれた。横の数値が水温のようだ。当然だが30度にも達していない。見ているとゆっくり水温が上昇していく。 入れるようになるにはまだかなり時間がかかりそうだ。その間は日記でも書くか・・・。 それから15分ほど経ったときだった。突然、部屋の電気が消えた。パソコンの液晶モニタだけが妖しく光っている。停電だ。 廊下に出てみると、廊下の電気は点いていた。結局、停電している部屋は私を含め3部屋だった。 その後、警備の人に聞いたり、あちこち探したりしてみたがブレーカーの場所はわからなかった。 新校舎の初日は真っ暗な部屋の中で過ぎ、結局翌朝まで停電したままだった。 補足:他にも風呂に入った人は大勢いたので温水器が原因ではないと思われます。未だ原因不明。 |