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04/02/23 切符購入2

2004/02/23(月)
上海から鄭州に戻るための切符は街の切符売り場では買えないことがわかったので、今日は駅に行った。

まずは見よっ、この人の数をっ!!!

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駅前の様子。なんなんだ、この異常な人数はっ!!
皆いくつもデカい荷物を何個も持っている。も、もしかして、集団疎開か!?
と言うのは冗談ですが、駅前はいつ来てもこうなんです。
私があまり来たくないという理由も多少は理解してもらえた?


人ごみをかき分けながら進み、なんとか切符売り場まで来た。
しかし、こんなときに生理現象が。

「小便がしたくなってきた。どっかにトイレないかな〜」
と周りを見回すと公衆便所を示す大きな看板が見えた。
駅の端っこにあるトイレまでたどり着くと、トイレの前も人がいっぱい。
人の流れに乗ってトイレの入り口に来ると、そこには料金を徴収する係りのおばちゃんがいた。
おばちゃんに5角(0.5元=約7.5円)払ってトイレに入る。

トイレ内は真ん中に長い通路があり、通路の左側に大便用の便器が、右側に小便用がそれぞれ並んでいる。

大便器と大便器の間には1m足らずの低い壁があるが、なんと入り口には扉が無い。
その為、通路を進みながら左側に視線を向けると、今まさに用を足している方々と次々に視線が合う。なんか、こっちの方が恥ずかしくなってしまい見るのをやめた。

でも、これって凄く混んでるときには大便をしているそのすぐ横で次の人が順番を待ってたりする状況になると思う。そんなとき、中国の人は大便をしながら次に待っている人と世間話をしたりするのだろうか。

大便中:「あんた、どこの人かね。」
待ち人:「上海人だが。あんたは?」
大便中:「俺は北京人だ。上海は最近どうだ。あいかわらずか?」
待ち人:「上海は中国経済のエンジンだからな。あと問題は運転手だけだ。」
大便中:「なにっ!北京の頭脳が優秀だから今の発展があるんじゃないか!!」
待ち人:「わかったよ、そう怒鳴るな。ところで、もうそろそろ限界なんだが、まだか?」
大便中:「あ、すまんすまん。俺、さっき思わず大声出して怒鳴ったよな。」
待ち人:「ああ。それが?」
大便中:「おかげで溜まってたのが全部出たよ。これは礼を言うべきなのかな?」
待ち人:「礼なんかいいから早くしてくれ。もう漏れそうだ。」
大便中:「今、ケツ拭くからちょっと待ってくれ。」

※上記の会話は、私の想像の産物で全てフィクションです。また中国人を侮辱する意図もありません。

きっと、トイレの中では日々こんな会話が交わされているのだ。中国ってすごい。


で、こちらも用を済まして切符売り場の前に戻り、中に入った。予想はしていたが、こっちも凄い人だ。

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切符売り場の様子。当然ここもすごい混雑。
窓口が何十もあるのでどこに並んで良いのか全然わからない。
しかも、急いでいる人も大勢いて少し殺気立っている。


歩き回っていると案内係のコーナーを見つけたので、そこのおばちゃんにいつものようにメモを見せ、聞いた。
メモには「2月28日上海発→鄭州行の切符を買いたい。」と書いてある。

おばちゃんは、上海発であることを私に再度確認し、それから数秒考えた後「18番窓口に行きなさい」と言った。私は、おばちゃんに礼を言い、18番窓口に向かった。

18番窓口は何の窓口かわからなかったが妙に行列の進みが早い。用事が終わって戻っていく人も切符を買ったりした様子がない。
「ここは何の窓口なんだろうか?」と思いながら、わりと早く自分の番になった。

窓口の人間と客との間を仕切っている透明なプラスチック板の下に空いた小さな隙間から、さっきのメモを差し出す。
窓口の女性は「上海発の鄭州行きですね?」と確認した後、「二百二十四(アールバイアールシースー)」と言った。
ぴったり持っていなかったので250元を差し出し、切符とお釣りを受け取った。
切符を見ると座席は硬臥だった。座席で無くてよかった。帰りは眠って帰れそうです。

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で、寮に帰ると問題が持ち上がっていた。
新校舎に明日引っ越しする予定だったのだが、鍵が付いてない部屋がある、風呂が使えない、電話が使えない。というでは無いか。おいおい、それで本当に引っ越しするつもりかよ。いったいどうなっているんだ。ということで学校側と話し合いをした。

結局、鍵は急いで付ける(結局、具体的にいつまでに付けるとは言わなかった)。風呂は機械から湯が漏れるがなんとか使える。電話は開通するまでに半月かかる。とのことで予定通り、明日引っ越しすることになった。

それにしても電話が半月も使えないのは非常に痛い。痛すぎる。
残念ですが、それまでドン仲ともしばしのお別れです。再見!!



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