2004/02/21(土) 昨日は、老師(ラオシー(laoshi)、日本でいうところの先生)から新校舎への引っ越しについて日程等の説明があった。 引っ越しは2月24日(火)に行うという。授業は3月1日からなのになぜかというと・・・。 なんと驚いたことに鄭州大学に韓国の大学生が数百人単位で留学してくるらしい。 彼らが来るのは2月25日なので、その前日に引っ越してベストな部屋を押さえる作戦だ。 ということはあと2〜3日でこの寮ともお別れだ。それまでにこの部屋の様子もレポートしないとな・・・。でも今回は別の話。 引っ越しの日程も決まったことだし、この大学の周りもちょっと飽きてきた。 よーし、この際、旅だ。旅行するぞ。引越しの翌日2月25日に出発だ。 どこがいいかな。やっぱメジャーな所は押さえておきたいな。 北京は一度行ったことがあるから、よし次は上海だ。聞いた話ではめざましい発展を遂げているらしいが、やっぱ一度はこの目で見ておかないとな。 鄭州〜上海間の交通手段は長距離バス・鉄道・飛行機があるけど、どれで行くか。 長距離バスは、他の寮生に聞いた話では時間にルーズ・パンクする・臭い・揺れがひどく眠れない、とあまりお勧めできないらしい。飛行機は、値段が高いし、味気ない。 ということで今回は鉄道で行くことに決めた。いずれ長距離バスにも挑戦したいがもっと時間のあるときにしよう。 まず、大学の周りをうろついているときに見つけた切符売り場に行った。 大学路にある切符売り場。同じ建物に入っていた銀行が撤退したらしく店内は雑然としていた。 切符売り場には窓口が1つしかなく、3組ほどが待っていた。 やがて自分の番になった。係りのおばさんはインターホンを通してしゃべるので聞き取りづらい。 ふぢ:「鄭州〜上海までの列車の切符を買いたいのですが。」 店員:「何日の切符ですか?」 ふぢ:「2月25日です。硬臥はありますか?」 店員:「あります。上・中・下段のどこがいいですか?」 ふぢ:「どこでも構いません。」 列車の座席は「(安い・辛い)硬座 < 軟座 < 硬臥 < 軟臥(高い・楽)」となっている。 私は初めてなのでわからないのだが「硬臥」というのはクッションもなにも無いベッドで、日本の寝台列車の安い席と大体同じだろうと想像する。 上のやりとりは、非常にスムーズに進んでいるように見えるが実際はたまたま切符を買いに来ていた中国人学生がフォローしてくれたのです。多謝、多謝。 で、ほっとして帰ろうとしながら切符を良くみると日付が2月22日になっている。 「これ、明日の切符じゃねーのか!?」 非常に不安になり、さっきフォローしてくれた中国人学生に聞いてみた。 ふぢ:「この切符は2月25日の切符ですか?」 学生:「これは明日の切符ですね。」 ぐわぁ〜ん。俺の発音が悪い為にこんな事態になったのか? でも22と25は全然違うので発音とかそんな問題じゃないと思う。 もしかして緊張のあまり間違った日付を言ってしまったのかもしれない。(可能性高) 仕方が無いのでもう一度列に並び直して言った。 ふぢ:「すみません。私の欲しいのは2月25日の切符です。」 店員:「ちょっと待って下さい。2月25日は無いです。」 ふぢ:「じゃあ、2月26日はどうですか?」 店員:「あります。2月26日でいいですか?」 ふぢ:「はい。」 ということで、なんとか切符を交換してもらいました。 帰りの分はよく考えたかったので買わなかった。 これが切符。鄭州〜上海の硬臥上段。17:19発。 料金は209元(約3135円)。別に5元の税金(?)がかかった。 鄭州〜上海間は1000キロぐらいあるらしい。所要時間は約14時間ぐらい。 でも、良く考えたら26日の夕方発ということは上海到着は27日の朝。 3月1日から授業が始まるので、29日には鄭州に帰って来ないといけない。 列車で帰るとしたら28日の夕方には上海を発つことになる。 ってことは・・・。 「実質1日ちょっとの滞在じゃん!!」 しまった、25日の軟臥の席にすれば良かったな。 明日もう一回変更しよう。それにしても何をやってるんだか。 28日はホテルに泊まって29日の夕方の飛行機で帰ろうかな。金かかるけどリニアにも乗れるかもしれないし。 明日飛行機の予約に行くかぁ〜、でも明日は日曜日だから店開いてるかな〜、開いてても込んでるだろうな・・・。 無計画な旅行に頭を悩ます、ふぢであった。 |