|
TOP>レポート別>試食レポート41〜50 | 前へ 次へ |
| No.41 投稿者/N村 | 2001/10/21 |
あぶらみそ再び … 6年もの
| 「バグナード」掲載レポート7
2001年10月、雑誌取材時に試食した試食レポートの第7弾です。
出版者の方があぶらみそを美味しく食べる為に、わざわざコンビニで温かいご飯を買ってきてくれました。
先ほどの悪夢を振り払うべく箸を伸ばすのだが、いかんせん嫌な記憶が残っているので躊躇してしまう。しかし、今回は欲しかった温かいご飯という頼もしい見方が付いている。いくぞー、突撃ー!!
ぐわっ、あえなく玉砕だっ!!あぶらみそ単体の時よりも輪をかけて不味くなっているぞ。ご飯に対してあまりにも失礼極まりない味だ。
ご飯だって美味しく食べてもらいたいだろうに、こんなヤツと一緒に食べられたばかりに、不味いと言われながら食べられるわけなのだから。
もう、言葉でどうのこうの言えるレベルでは無いぐらいに不味い。
温かくなって融解を始めたあぶらみそが口腔の上にくっ付いて離れんぞ。
無理矢理剥がすには舌を使って、あぶらみそに触れる必要があるのだが、そうすると嫌でもこの味を再体験しなくちゃいかんじゃないか。
でも、これぞ食中毒って感じでOK!折角の取材なのだから、これぐらいのインパクトが無いと面白くないだろう。
危険度:レベルC+
|
|
| No.42 投稿者/N村 | 2001/10/21 |
あさりのボンゴレパスタ … (ボンゴレ缶)3ヶ月もの
| 「バグナード」掲載レポート8
2001年10月、雑誌取材時に試食した試食レポートの第8弾です。
メインはアサリの方でパスタは普通の食品です。
見た目はかなり悪い。ホワイトソースを想像していたのだが、出てきたのはやや茶色に染まった半透明のスープパスタ。まあ、これはこういうものだと自分を納得させて食べる事にする。
味はちょっと苦めで、食べているとなぜかピリピリと舌に刺激が・・・
これは香辛料なのか、それともヤバ系の化学物質なのか?
胃腸にダメージがくる系ではないが、最悪の場合、神経系がマヒするかもしれん。
危険度:レベルC+
|
|
| No.43 投稿者/N村 | 2001/10/21 |
ミルクホール … 8年もの
| 「バグナード」掲載レポート9
2001年10月、雑誌取材時に試食した試食レポートの第9弾です。
ミルクベースの缶コーヒーです。缶のままでは、中身の様子が確認できないのでグラスに開けてみました。
ミルクが分離したと思われる白いツブツブが表面に浮いていますが、まあそれくらいは当然予想していた事です。ひょっとしたら白い物体はカビかもしれませんが、その時はその時です。
さらに観察を続けると、コーヒーが緑色っぽくなっているのを発見。
しかも、緑が濃い部分と、そうでない部分とに分離しています。
ついでに、表面に膜を伴ったような泡があり、それはコーヒーというよりは沼のようです。
これを見せられてコーヒーと答えられる人がどれだけいるのか疑問に感じるほど、目の前にある液体はコーヒー離れした存在です。
でも、それを飲む人間がいるんだから、世の中は広いもんだ。
コーヒーもどきの味はといいますと、やけに水っぽいコーヒー。良く言えばスッキリしていて、悪く言えば味もそっけもない。特に腐ったような風味もなく、飲むだけなら何の問題もなさそうです。
とっておきのコーヒーだっただけにちょっと残念です。
危険度:レベルC+
|
|
| No.44 投稿者/N村 | 2001/10/21 |
あずき … 2年もの
| 「バグナード」掲載レポート10
2001年10月、雑誌取材時に試食した試食レポートの第10弾です。
最後のシメにデザートです。缶詰のゆでアズキに、期限切れになっていないお餅を入れて頂きました。
出されたソレに入っている餅はなぜかピンク色。餅がアズキに染まったにしては妙にきれいなピンク色が着いてるぞ。まさか聞いてなかったけど、餅も期限切れの変色しまくり食品なの?まぁ、いいけど。
などと一人で訝しんで、一人で納得しながら、アズキを掻き回していると底の方から、普通の白いお餅がひょっこりと顔を出した。これは、ひょっとしなくても、ピンク色の餅は最初から色の付いたタイプ?
結局、何の問題も無い、おいしいアズキと餅でした。
危険度:レベルC
|
|
| No.45 投稿者/N村 | 2001/10/21 |
「バグナード」掲載レポート総評
| 今回はナマ系が少なかったので、多少盛りあがりに欠ける結果になってしまったが、賞味期限切れの食品を一度にこれだけたくさん食べたのは初めてなので、いい経験になりました。
個人的には20年前のコーラを飲むことが出来て幸せです。
さて、独断と偏見で選ぶ今回の食中毒食材大賞は「あぶらみそ」です。
イカメシ、ミルクホールという強敵を倒して堂々の大賞です。
受賞の理由ですが、まず今回は腹痛になるほどの重いパンチを持った食材が参加していなかった為に、食中毒としてのレベルは比較的低くまとまっていました。
そこで、直中毒以外の面に視点を移すと、一番際立ったのが「あぶらみそ」の発揮した未体験の不味さです。一口食べて、あまりの衝撃にバカ笑いしてしまいましたからね。そして、帰りの電車の中で「あぶらみそ」のイヤ〜な感じが胃の中から何度もゾンビのように這いあがってきたのもポイント対象となりました。
では、第1回食中毒食材大賞を終わらせていただきます。
| |
| No.46 投稿者/N村 | 2004/05/11 |
豆腐よう … 年数不明(開封後1年半)
| 「食中毒への道」出版記念パーティとは名ばかりの、ただのバーベキュー大会で出版社の方から提供された品物です。
そもそも、「豆腐よう」とは何か知らないN村の前に出されたのは、ビンに入ったトマトソースもどきの赤い液体で、正体不明の白い小片が混ざっている、いかにも食中毒ネタな一品である。
印象としては、頭のネジが数十本飛んだ科学者が実験動物にでも与えそうなもので、正気の人間が口にするようには思えません。
豆腐ようとは、沖縄の珍味で泡盛と唐辛子の液体につけ込んだ、チーズのような物体で、爪楊枝で少しずつ削りながら食べるのが一般的であり、一口でパクリ!と食べようものなら、同席の輩から非難を浴びる等々の基礎知識を出版社の方からレクチャーされて、いよいよ豆腐ようとの一騎打ちが始まりました。
開封後、お決まりの儀式として匂いを嗅ぎますが、ヤバげな赤い色に対して、ほどんど無臭。
ビンの中に箸をそろ〜り入れると、白っぽい1センチ半から2センチ角ぐらいの固形物が出てきました。箸で挟んだらボロボロと崩れるものかと思いきや、結構丈夫なようです。
1つ皿にとって箸を離そうとすると、わずかですが糸をひいています。流石は発酵食品、納豆も糸をひくわけだし、こんなもんだろうと思いきや、出版社の方が「俺が沖縄で食べた時は、絶対
に糸はひかなかった。」と断言しました。
しかし、糸をひいたぐらいでビビッていては、この業界やっていけません。
豆腐ようの角を箸で少し削り取って、食べてみました。う〜む、これは・・・・・、周囲のみんなが感想を期待しているのだが、何と言えばいいのか、味がしません。
ごく少量でしたが一口目で無害であると判断したN村は、さっきよりも大きめに取って、パクリ。
よく分からないがチーズみたいな感じがする。
続けてパクリ、うん泡盛かどうかは分からないがお酒っぽい。
さらにパクリ、なんだかヨーグルトみたいにちょっと酸っぱい。
無言でパクリ、なんか味噌のような感じもするな、大豆仲間だからそれもありか。
パク、パクリ、濃厚だが、マイルドでいける。
最初は抵抗があったものの、数口食べ続けていると、やめられない止まらない状態。
うん、こいつはイケる。毎日食べたいかどうかは疑問だが、食べ始めたらクセになるぞ。
こりゃ、本当に旨いわ。しかし困ったな、これじゃ食中毒には何の関係もない、たんなる
豆腐ようの試食レポートだぞ。でも旨いから許す。
調子にのってパクパクと食べていると、今度は本格的に糸を引きやがった。最初のとは
違い今度はビヨ〜〜ンと長いぞ。ちょっと感動!それを見たギャラリーからは悲鳴が上がりました。
しかし、一番近くにいたN村には見えていたのです、その正体が細長いビニールである事を。
なぜにビニールが混入していたかは疑問です。
バーベキュー大会も無事に終わって、みんなと分かれて電車に揺られていた頃、突然腸内にマイナーアラームが発生しました。アラーム種別は間違いようがありません、下痢です。
現在位置から自宅まで約1時間かかります。幸いにもアラームレベルがマイナーなので1時間ぐらいは楽勝で持ちます。無理せずに駅のトイレに入るという手もあるのですが、そこは食中毒マニアとしてのプライドがあるので、簡単にトイレに入る訳にはいきません。
分からない人達の為に説明すると、手近な駅のトイレに入るという事は、N村の胃腸が負けた事を意味します。たかがか豆腐ようごときに、負けるなど絶対に許されないのです。
自身の肉体を信じてトイレには寄らずに帰ってのですが、せっかくの休みだからといってブラブラと寄り道してしまうのが、N村らしいところ。途中何度かピンチを乗り越えながらも、結局家に帰り着いたのは3時間後でした。
ちなみに今回の下痢は、働き過ぎの睡眠不足から原因であるとも考えられ、豆腐ようが原因の可能性は非常に低いです。
豆腐ようが旨かったので、危険度レベル:C−
| |
| No.47 投稿者/N村 | 2006/09/30 |
お米 … 精米から5年ほど
| お久しぶりに帰ってきました、試食レポートです。そうです、私です。
自分で言うのもなんですがN村です。
今回は、リンゴGoのモデルとして有名な、いのへ〜氏の結婚が決まったので、お祝いに試食レポート復活です。
(ドン仲風とはいえ、やな祝い方だな〜。。。って本人が言うなよ)
今回は日本人の心ともいえる「米」です。
N村が自炊しなくなったのは、HPの更新から逃避しだした時期と
ほぼ一致します。
HPの更新が5年前で止っていたので、5年前のお米と考えれます。
むかし、米を放置していたらミドリ色になってしまった事があり、
今回はそれ以上のものを覚悟(期待)します。
米袋を引っ張り出してくると、やはり2001年精米と書いてあります。
しかし、袋を開けてみると意外にも米は白色で、昔見た1ミリにも
満たないような小さなムシムシ軍団はいません。
けれども、1〜2ミリぐらいの甲虫がいます。いや、何か変です・・・
全部死んでます。
おいおい、いったいムシが全滅するってどんな環境なんだ?
ついでにいうと、米がしけっているせいか、パラパラではなく
ボソボソと中途半端にかたまってます。
あの〜まだ、といでないんですけど。
復活、一発目がコレか〜、なんかイヤなビジュアルだな〜と思いつつ、
お米を炊飯器の釜に入れて、水を注入します。
すると、なぜか、ドブ河のように泡の固まりが膜となって浮いてきました。
ついでにムシの死骸も浮いてます。
うっわー、キッツイなコレ〜、と思いつつも、いい機会なので記念撮影を
しました。久々なんで、喜んでいるのか、引いているのか自分でも
分かってません、はっはっは。
全体図→http://donnk.com/Nmura/rice_bug01.jpg
アップ(水面が揺れてボケてます)→http://donnk.com/Nmura/rice_bug02.jpg
お米をといでいるうちに、ムシの死骸がバラバラになったらイヤなので、
まずは、ムシがいなくなるまで、水を入れては捨ててを繰り返します。
ダメだっ!久々のせいか、お米をといでいるだけで胃が痛くなってきた。
いかん、こんな事では正確なレポートができんぞ。
ここで、賞味期限切れのオカズを用意しようかとも思ったんですが、
それでは、お米単体の危険度が測定できないので、オカズは普通のものと
します。(相変わらず妙な部分でマジメである)
さあ、炊き上がりました5年前のお米です。
見た目はいたって普通。
問題の味はというと、これと言って激ヤバ系の味はしませんが、マズイ、
ひたすらにマズイ。
お米の宣伝でありそうな「ふっくら艶やか」とは対極の味です。
ツヤなんてないし、水分もない。それどころか、ノドが渇くじゃねぇか!
食べててノドが渇く米なんて滅多にあるもんじゃないぞ。
例えるなら、1回炊いた米を1日置いてから、食べないからと冷凍して、
何日かして解凍したけど、また冷凍して、もう一回解凍したような米です。
(やった事ないけど)
食べてて害はなさそうだけど、決して食べたくなるようなもんじゃ
ありません。
あ〜ぁ、あと何食分残ってるんだろう。
危険度:レベルC
| |
TOP>レポート別>試食レポート41〜50 | 前へ 次へ |
|