泥酔路線バス
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2005/11/21
トラブル後編

とにかく冷静にならなくてはと(全然発車させてくれそうもなかったから)思い、次第に謝る事に没頭しだした自分。(寂)
『何だ謝れるじゃねーか。何で最初からそーゆー態度が取れねぇんだ。』と、言い始めたものの、事を収める気配は無し。
『わかりました。お客さんも乗ってるし、営業所で話しましょう。僕もすぐ行きますから。』
『よしわかった。営業所だな、行こうじゃねーか!』
と、いうことになり、駅に戻った所で営業所に電話したら、既に所内で喚いているとのこと。(激汗)
面倒臭い事になったな〜と思いつつ、すぐに代わりの乗務員を用意してもらい、営業所に戻ったんですよ。
そしたら、何の事はない、もうすっかりご機嫌で『まぁお客の手前、謝りづらかったのは分かる。でも恥掻いたって良いじゃねーか…云々』と、いろいろ講釈を。
ま、言ってる事に間違いは無いけど。(笑)
僕も、もっけの幸いだし、『本当にすみませんでしたm(_ _)m』と、謝って一件落着。
営業所の担当者が、入念に謝ったのが良かったみたい。(なんでも、怒鳴りこんで来たのは初めてではなかった人らしい)
結局の所、僕の不注意は勿論なんだけど、本質でどっちが悪いとかは関係ないんだよね。
相手は謝らせるのが目的、こちらは謝るのが仕事……なのが、今のバスの現実。
何がどうして大事になるか分からないし、毎日走っていればトラブルなんて日常茶飯事なんだから、自分が腰を折って話をすれば良いんだなー、なんて勉強をした一日でした。
でもまだまだ幼稚なもんで、次も同じ事やりそうで怖いけど。(苦笑)

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