ドンタコス通信
ドンタコス通信


さあ、みんな連休はバッチリ休んで、思う存分ストレスを発散できたかな。
今回のドンタコス通信は連休明け仕様でちょっと危険度がアップしていま
す。


閉店
ゴールデンウィーク中に約半年ぶりぐらいに、露天商として出店すべく、
行商セットを持って出かけました。半年前はN村のような人間がけっこう
店を出していたのですが、なぜか、その日は、ほとんど誰もいませんでし
た。
なんでだろうと思っていたら、あちらこちらに「許可無き者の出店・販売
を禁じる。○○警察署」みたいな張り紙がしてあったのです。
めちゃくちゃショックでした。久しぶりに楽しみにしてきたのに、なんだ
か、自分の帰る家が無くなったような気持ちでした。
さて、これからどうするか、まだ決まっておりません。フリーマーケット
に出没するか、どっか委託販売してくれる店を探すか、新しい場所を求め
て旅に出るか、ゆっくりと考えるとしましょう。


鎌倉
N村の知り合いが連休中に鎌倉で自分で作った物を売っているというので、
遊びに行ってきました。その日はバッチリ晴れていたので、久しぶりに自
転車で遠出することにしました。
自転車をこぐこと2時間ぐらい、無事に鎌倉までたどり着きました。
鎌倉に着いてビックリ、その店が思いっきり観光ルートの商店街の中だっ
たのです。N村はどっかの静かなギャラリーを想像していて、すぐ前まで
自転車で行けるだろうと思っていたのですが、そんな予想とは全然違って、
観光客だらけの中を通っていかなくてはならなかったのです。
自転車は邪魔になるので、駅前にあったスーパーに駐輪させてもらいまし
た。
肝心のお店にたどり着くと、N村の知り合いは残念ながらその日は来てい
ないという事でした。残念ながら、会う事は出来ませんでしたが、せっか
く来たのですから、本場の鎌倉彫りを見ることにしました。
N村にも彫れそうな物から、あまりの素晴らしさに息をするのも忘れてし
まうような物まで、色々と見てきました。思わず会社を辞めて、どっかに
弟子入りしようかと考えてしまいます。
ある店で近くに鎌倉彫資料館というのがあるという情報を入手しました。
これは是非行かねばならぬと思ってドキドキワクワクしながら、向かいま
した。町田に版画美術館というのがあるのですが、そこはN村にとっては
イマイチだったので、今回はどうかな、あんまり期待しない方がいいかな、
と考えていました。
着いてみると、予想以上に期待は裏切られました。なんと、その日は月曜
日で休館日だったのです。休館日でも祝日は開けんかいな、などと自分勝
手な事を考えが浮かんできますが、その場で一人駄々をこねても開けてく
れるわけがないので、諦めました。
商店街の中を歩いていて、こんだけ店があれば、N村の作品を委託販売し
てくれる物好きな店もあるのではないかと思いました。片っ端から店を回っ
てみようかと思いましたが観光客の相手で忙しい時に、そんな事を頼んで
は迷惑だろうと思って断念しました。


問題解決
現在の時刻は朝の3:35です。ついさっき、VisualCで分からなかった
処理がようやく完成しました。0:00ぐらいから悩み続けて、やり方が
さっぱり分からんというか、普通のやり方ではできそうにもないので、あ
きらめようかと思っていたのですが、ちょいと強引な方法で無事にできた
のです。
この感動を誰かに伝えたくて、苦労と喜びを理解してくれそうな某F原氏
に電話をしようかと思ったのですが、50%ぐらいの確立で寝ているので、
やめておきました。


○○○
N村が勤めている会社である○○○なんですが、いいかげん先行きが怪し
いのではと疑っている。
なんでかというと、まず、毎年毎年、組織替えを行なっている。毎年やる
という決まりごとであれば、しゃあないなとも思うが、そうではなくて組
織強化などといった目的があるのです。
その組織替えを毎年行なっているという事は、取引先の会社からは毎年な
んか失敗しているんじゃないかと勘ぐられているかもしれません。
まあ、実際にどっかのプロジェクトがこけたかどうかは置いといて、現場
の人間からしてみれば、組織替えをしても名前が変わるだけで中身がさっ
ぱり変わらんのに、なんで毎年やるわけよ、と思っているわけです。誰が
やろうと言い出しているのか知りませんが、管理側と現場側の認識がずれ
ているのが現状です。
現場の人間が管理側のことを全部理解する必要はもちろんないのですが、
上の考える事は理解できん、という不信感があるのはよくない兆候です。
さらに、たまにアイサツに来るお偉いさんの話がまた、この先大丈夫かと
考えさせられてしまう。
こないだは、こういう企業体質になれば利益があがりますよ、みたいな話
があったのですが、その話の中で理想が語られるだけで、どうすれば、そ
の理想に近づくのかという手段・方法がほとんど出てきませんでした。
そんな事は説明されるのではなくて、N村のような下っ端の人間が自分で
考えなくちゃいかん、などとお偉いさんは考えているかもしれませんが、
そんな事がひらめくのであれば、○○○なんぞ辞めて自分で会社を起こし
た方が儲かるし面白いからといって、辞めてしまうような気がする。
最後に今年の新人が70人ぐらいもいるという事だ。この不景気に大丈夫
かいな。
去年あたりによく耳にした話では、会社は倒産しそうなのだが、そういっ
た気配は取引先に知られたくないので、倒産すると分かっていても新入社
員は採用していたそうです。有名どころでは、あの山一證券なんかが使っ
た手口です。
N村のような末端の人間には会社の経営状態なんぞ、フィルターをかけた
情報しか得ることができないので、実際はどうなっているかなんてさっぱ
り分からないのです。
そして、世間一般に吹き荒れるリストラという嵐が感じられない。かといっ
て、どっかの会社のように、うちは家族経営をモットーとしているので社
員の首を切ることはしない、といった宣言も聞かれない。
そのうちに不意討ちでやってくるのではないかと、ちょっとドキドキして
いる。


さあ、今回の今までとは別の意味で危険なドンタコス通信も終了です。
しかし自分の会社のことを、こんな悪いイメージで書いて果たしていいの
であろうか。しかも、これをN村の上司や取引先の人にも送信していると
いうのに。まあ書いてしまったものは仕方がない。
というわけで次回もよろしく。


ドンタコス通信990419号
ドンタコス通信990507号
ドンタコス通信1999年に戻る。
N総研のTOPに戻る。