image RSS 一覧


2014/04/13 シンセをスマートに持ち歩くオリジナル荷台を制作

シンセをスマートに持ち歩くオリジナル荷台を制作しました。


バンド活動では、シンセ(6キロ程度)を背負って、自宅から練習スタジオまで、
電車を利用しつつ往復で1.5キロくらい歩きます。
シンセは昔よりも軽量化されましたが、それでも歩いていると
だんだん重たく感じて、腰が痛くなってきます。42歳のおっさんには辛い。

シンセ用のコンパクトな荷台は無いかとググってみたが見つからず、
自分で作ろうと思いました。

■要件定義

まず、どんな荷台を作るか、9つの要件を定義しました。
1.歩きやすい。
2.電車に乗れるようにコンパクトにする。
3.シンセを荷台に乗せた状態で、自立はしなくても、壁に立てかけられるように。
4.階段では、シンセを持ち上げると、荷台も一緒に持ち上がるように。(シンセと固定する)
5.シンセはソフトケースなので、シンセの操作盤に負荷がかからないように。
6.シンセの取り付け、取り外しは簡単にできるように。
7.キャスターの音がうるさくないように。
8.コストダウン。
9.洗練されたデザイン。

どんな荷台にするか、いろいろ考えました。

なんとなくイメージを掴んだところで制作開始!

■材料

材料は、コストダウンのため、できるだけ家にあるものを使い、かかった費用は3379円でした。(要件8)

↓荷台のボディーになる木材。これは昔、物置の屋根に使っていたものです。これに、木材防腐剤を塗りまくって、焦げ茶色に染めました。



↑キャスターと、シンセを固定するためのベルトをamazonで購入しました。

キャスターは、車輪径が75ミリと大きめのものを4つ購入。大きいほうが移動がスムーズで音がしないと思ったからです。(要件7)
それから、あえて固定車(方向の自由が効かないやつ)を選びました。
1241円(税・送料込み)でした。

ベルトは、カチっと簡単に取り外しが可能なバックル仕様のベルトを購入。(要件4,6)
2つで、2138円(税・送料込み)でした。

写真上部のグレーの丸いやつは、昔キャンプで使っていたウレタン製のマットです。
これは、滑り止めに使います。

■完成!

出来ました。

作り方は、木材・キャスターを木ねじで固定し、滑り止めのマットはタッカーで固定しただけ。簡単です。
完成した寸法は、以下のとおり。キーボードの大きさを考えるとコンパクトな荷台になりました。(要件2)
 長さ 62cm
 幅  17cm
 高さ 14cm
とにかく幅を狭くして、シンセと一体になって歩けるように考えました。(要件1)
長さはある程度長くすることで、移動時の安定性を確保。

↓ちゃんと立てかけられます。なぜ立てかけられるか。それはキャスターをあえて、方向の自由が効かない固定車を使って、横方向に動かないようにしたからなのです。(要件3)


シンセはソフトケースなので、シンセの操作盤に負荷がかからないよう、
シンセを固定するベルトは、写真のように立てかけたシンセの上下を引っ張る形で取り付けました。(要件5)

滑り止めのマットのサイズは、キーボードの幅(30cm程度)だけあれば十分ですが、あえて長くして荷台の長さ(62cm)に合わせました。
このほうがカッコイイと思ったからです。まさに洗練されたデザイン(要件9)です。
これで9つの要件を全てクリアしました!

■ビフォーアフター

↓いままではシンセを背負って腰が痛くなりました・・・


↓荷台を使えば、重さを感じることなく、スマートに移動できるようになりました!このまま電車にも乗れるはず。


■課題

・荷台の重量が3.2Kgもあり、シンセとあわせて10Kg程度になります。
 道路を歩くのは平気だけど、階段の登り降りは結構大変かも。
・キャスターは、方向の自由が効かない固定車を使ったので、まっすぐにしか進めません。
 方向を変更するたび、シンセを少し持ち上げないといけないので、面倒かも。
今後、実際に使ってみて、改善していきたいと思います。




Copyright(C) 2006-2015 ドンタコスとゆかいな仲間たち