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はっし〜


第186話 第一の悲劇 翌日
(激痛度レベルなし)




そして翌日。


期待はしていなかったが、とりあえず真っ先にトイレに向かった。


お通じが来る前に、便器に座った状態で手が届くのか確認をする為だった。





便器を見つるはっし〜に緊張感が走る。





そして、車いすから便器に移り、座った。


ひんやりとする、便器がはっし〜を迎えた。


ふぅ〜


一息をつくはっし〜。


そしてトイレットペーパーを取り


手が届きますようにと、祈りながら手をお尻の付近に持っていった。


その時、ビシッっと背中にみが走った。





やべ〜





やべ〜





やべ〜





やべ〜





やべ〜





やべ〜





やべ〜





やべ〜






と、頭の中でサイレンがなり始めた。








ギリギリだった。


本当にギリギリだった。


しかしこれで自分でお通じができる事が分かった。





本当に嬉しい瞬間





もう、いつお通じがきても良い状態なんです。


ようやく看護婦さんから、下(しも)のお世話から解放されたのです。





これが、石膏コルセットを巻いたおかげで起きた悲劇でした。


しかし、コルセットによる悲劇は、これで終わりでは無かったのです。


その夜、第二の悲劇が幕を切って落とされようとしていたのです。





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