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第28話 退院するの? その2





不安レベル A


何とか2時間ほど眠れたようだ。


吐き気も少し感じるだけになったみたい。


みは、今のところ何とか我慢できるくらい。


でも、一人で立ち上がるのはちょっと不安・・・


そんな時、看護師さんがやってきた。


熱は37度台まで下がっていた、よかった。


「ゆかっちさん、少しでもいいから食事を食べてね、


 そしたら点滴はずせるから」


吐き気が心配なので、ほんの少しだけ口をつける。


点滴がはずされる


その時初めて針を見た・・・ながっ・・・でかっ・・・抜くのもいっ


看護師さんが言った、


「よりによって、この針じゃいたかったでしょ?」


気づかんかった・・・針どころじゃなかったもん。


看護師さん、マジびっくりしてました。


そこへ先生、登場。


なにやらゴロゴロ運んできた。


「ゆかっちさん、昨日は大変だったね。診察室までこれそうになかったから


ここにエコーを持ってきたから、診察させてね」


なにやらぬるぬるしたものを腎臓の周りに塗ると、ころころ動かし始めた。


「うん、割れてるよ、よかったね。腎臓も大丈夫そう、退院してよし」


その時は、まだ朦朧として何か聞きそびれてるような気がしたのですがそれが何だったのか


自分でも理解してなかったような気がします。


ただ一人では帰れそうになかったので、父親に連絡して迎えに来てもらう事にしました。


父と母は、私の衰弱状態がショックだったらしいのですが、そこは大学病院、ベットが足りない、


次の入院患者がすでに待っている、ボルタレンと石を溶かす薬をたっぷり渡されて、


車椅子で帰ることにしました。


ちなみに金額はおよそ¥93,000ほどでした。


(もし割れなかった場合は、後は入院代だけで破砕料はいらないそうです)








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