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○彼





彼ピと連絡をとって数日後


ヘルニアの先生が言っていた大学の人たちが病棟に来ました。


私にも先生がつきました。


Sお兄ちゃんよりいくらか年下の人で感じのいい人でした。


でもそんなことより午後からはもっとすごい出来事が。


彼ピがお見舞いに来てれくれたのです。


私は彼の入っているバスケ部のマネージャーだったのでバスケ部の人も何人かきてくれました。


彼「ひさしぶりー大丈夫か?なんかやせたんとちゃう?」


「うん。ちょっとだけ。あんまり食欲なくてごはんちょっとしかたべてへんから」


彼「今日からちゃんと食べよ。」


「お兄ちゃんみたいなこといわんといて。」


バスケ部A「なに病室でラブラブしてんねん俺らもおんねんけど」


B「熱いよなーこいつら」


C「お兄さんはおらへんの?」


「うん。いまこの病棟で実習中。」


彼「そうなん?俺みつかったらやばい?」


B「俺らはしらねぇーぞ」


「大丈夫と思うけど。今日クラブは?」


彼「休み。テスト前やから」


「そっか私テストここでうけるねん。落第防止のために」


彼「じゃあがんばらな」


「うん。お兄ちゃんが家庭教師」


A「なんかたべるもん買いにいかへん?」


彼「いこっかー」


B「俺もいく」


彼「Cちょっとナツとまっとてくれる?」


C「うん。ええで」





C「この点滴毎日してるん?」


「うん。あと注射とかも毎日」


C「いやじゃない?」


「むっちゃいや。嫌いやねん針」


C「きついな」


「すっごいきつい。なくなったら新しいのするねん。」


C「さしなおし?」


「1本はそうやけどもう1本はさしっぱなし。」


C「これなくなってるけど。」


「さしなおしのほうか。いややな」


C「これ(ナースコール)おしていい?」


「うん」





C「あの えっとナツちゃん点滴終わったって」


「はい。すぐ行きます」


C「緊張したー」


彼・A・B「買ってきたぞーたべよ」


「なにを?」


彼・A・B「アイスとケーキ」


彼「俺がえらんでん。たべる?」


「うん。点滴変え終わったら」





トントン





彼「だれ?」


C「点滴かえにきたんかな?」


「たぶん」


なぜかはしらないけど大学生の人がきました。


大「点滴かえにきました。俺がやってもいい?」


「はい。」


彼「お前針大丈夫やった?前学校でやったときうるうるきてたやん」


「うるさいな。たしかにいややけど。」


大「腕出して。彼氏?」


「・・・・・はい。」


大「S知ったら激怒かもね。手握って」





大「そんなにかった??」


彼「がりなんで。」


「もう黙ってよ。」


大「そっか、じゃあまた終わったら呼んでください」





C「アイスたべよー」


「いい。冷凍庫にひやしといて」


B「たべようよ。おいしいし」


A「イチゴ味にしたんやで」


「うん。じゃあちょっとだけ」


彼「あんま無理せんときよ」


「うん。」


彼「ケーキもかってきたからあとで食べ」


「ありがとう。おいしい。」


こんなかんじで


このあとクラブの話をしてみんなかえりました。


なんか久しぶりに楽しかった。


病気の女なんて捨てられるかと思ったけどよかったー。


Sお兄ちゃんには気づかれなくてセーフ。。。





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