image

image


○気管支炎その3





父「すいません。おそくなりまして」


いつのまにかTお兄ちゃんも登場。


「いえ、で、さっそくなんですけど気管支のほうは病名は?」


父「・・・・です。」


「お父さんと2人で話したいから3人で病室にいてくれる?」


S「はい。わかりました。」


「急変したら知らせてね」


S「はい。」





S「大丈夫か?」


「うん。吸入してからだいぶ落ち着いた。」


S「T寝ててもいいで。」


T「うん。」


「お兄ちゃん明日休み?」


T「うん。3連休」


「そっか。どこもいかへんの?」


「うん。お前帰ってくるっていってたし。」


「ごめん。病院とかにとまらせて。」


「別に。あんましゃべったらまたのどいたくなんで。」


「うん。」





結局は苦しくて寝れなかったので睡眠薬で無理やり寝ました。





看「おはよー。今は苦しい?」


「あんまり。だいぶましになった。」


看「じゃあ熱計って。血圧取るね。」


看「熱はちょっと下がったね。でもまだ高いからじっとしててね。ご飯少しでも食べとく?」


「おなかすいてないし、いいです。」


看「じゃあまた点滴で栄養とろっか」


「じゃあ食べます。」


看「大丈夫?無理しない程度にね。足はむ?」


「今は不思議なほどぜんぜん」


看「じゃああとで診察あるからね。」





先生が小児科の先生だったみたく小児科の個室でした。もう16なのに(泣)





S&T&父がきてしばらく小児科で治療を受けることになりました。


先生がきて


「おはよう。ご飯食べれた?」


「ちょっとだけ」


「なら点滴は大丈夫かな」


「よかった」


「きらい?」


「うん」


「わかった。熱はちょっとさがってるけど気分悪いとかない?」


「咳がすごいでる」


「じゃあ検査するからそのあと吸入しとこ」





こんなに自分で先生としゃべったのはすごく久しぶりな感じでした。





先「ちょっと診察させてね。」


聴診器を胸に当てられながら


「今日の検査はなんですか?」


「ん?検査は気管支境」


「いきなり?」


「苦手やってな。大丈夫ぼくがするから」


「だれがやってもいや。」


「ちょっと呼吸荒いから15分だけ酸素マスクして呼吸落ち着かせよ。苦しいやろ?」


S「俺がついときます。」


「うん。検査の準備してくるから」


S「じゃあやろっか。」


「うん。のどかわいた。」


S「お茶でいい?俺の飲み指しやけど。」


「それでがまんしとく。」


S「はい。」


「お父さんたちは?」


S「入院の用意買いに行った。もうええ?」


「うん。」


「これ口に当ててゆっくり息して。」


「うん。」


「苦しくない?」


「大丈夫。」





【戻る】 【次へ】