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○手術当日





6/18手術当日。


朝から絶食なので喉が渇いて辛かったです。


午前中にベッドごとICUに連れられました。


手術当日と翌日はICUで過ごすと言われ


あの病室から抜け出せてラッキーだと喜びました。(ICUは個室でした)


しかし、手術は15時〜だったので待つ時間の方が長く、段々緊張してきました。


手術担当の看護婦さんから手術と術後の説明を受けました。


私の場合


神経を刺激している椎間板を除去するという簡単なものだと言われましたが


これを聞いて増々緊張しました。


手術30分前、ストレッチャーに乗り筋肉注射を打ちました。


皆様のお話にあるように物凄くかったです。


それから手術室へ。


筋肉注射で眠くなる人もいるそうですが


手術室に入った時はまだ全然眠くなかったです。


ドラマなんかで見るような服を着た先生達や大きなライトを見て少し感動...


と言うのはおかしいですが、そんな感じでした。


麻酔の先生が


「himeさん、これから眠くなるからね。」


と言ったとこまで記憶があります。


全身麻酔でそのまま深い眠りに入りました。


「himeさん、himeさん...。」


と先生達の呼びかけに気づいたのは手術室でした。


「わかるなら右手上げて。」


と言われ、ボーっとしながらも右手を上げました。


またウトウトしていると、鼻から何か抜けた感触がしました。


鼻のチューブを抜いたようです。


そのせいで目が覚めると、声が出ない。


口からも太い管が入っていました。


「抜くからゆっくり息して。」


と言われ、息しようとしたらガガガーっと抜かれ


むせて咳が止まりませんでした。


なかなか息できなくて苦しかったです。


咳がおさまっての第一声は


「トイレ行きたい...。」


既に尿管が入っていたんですが、ずっとトイレに行きたいような違和感がありました。


そのまま眠ってしまいました。


術後ICUに戻り、両親と先生の話し声で目が覚めました。


先生は私が目覚めたのを見て


「かなり大きかったけど、もう終わったから安心して。」


とやっぱり笑顔。


両親の話によると先生は私の手術後、もう2つ手術をしたそうです。


凄い先生でした。母が手に何か持っていました。


よく見るとそれは私のヘルニアの原因(手術で除去した椎間板)でした。


「記念にもらったよ。」


と笑う母。


「若い人のはピンクなんだって。


himeのはピンクだから若いって証拠でよかったね。」


他人事だ...本当にそう思いました。


その時は麻酔が効いていたのでみは全くありませんでした。


しかし





その夜更けから地獄が始まりました。





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