image

image


○もう一度硬膜外ブロック


アイタタレベル


★★★★☆


リハビリを続けながら、合間を縫って忘年会に出たりして


自分を誤魔化しながらの生活が続きましたが


日常味わう右足のみとろくに自由に歩けないという不自由な生活


もう新しい年になろうというときにこのままでは展望が開けないと思い始めました。


それにしても、年末年始でちょくちょく動き回らなければならないのに


この足のみではたまらん


せめてもう少しでもみを和らげて年を越さなければと考えました。





そんなとき、乏しい頭で思いついたのが例の硬膜外ブロック注射です。





前にやった硬膜外ブロック注射は


わずか一日ちょっとしか効果がなかったけど


でも一時的にせよ嘘のようにみが消えたあの爽快感をもう一度味わってみたい


それにうまくいけば前よりもっと効果が持続するかもしれない


いやひょっとすると





“棚からぼた餅"





でそれで治ってしまうってこともあるんじゃないか…


なんて夢のような期待も無かったとはいえません。


で、この日は受付で、


「リハビリと一度診察もお願いしたいのですが…。」


と診察の申し込みをしました。


診察室で、院長から


「どうですか?」


「どうも目に見えてよくなりそうな兆しが無いのですが…。」


「そうですか。


リハビリのプログラムとしてはいいように思うんですけどねぇ。」


「足のみがひどいですし


リハビリでベッドに俯せになること自体足がくてたまらないので


もう一度硬膜外ブロック注射をお願いできませんか?」


「硬膜外ブロックねぇ。・・・・・」


どちらかというと院長はあまり気乗りがしない様子でしたが


私があまりそうにしているので、


「じゃあもう一回硬膜外ブロックやりましょうか。」


ということで、前回と同じようにレントゲン室へ通されました。


背中を丸出しにして丸くなり注射を打たれるというのはやっぱり不安なのです


が、


でもこの足のみには代えられません。


前回と同じように、若いナースが顔を覗き込んできて、


「気分悪くありませんか?」


と訊いてくれるのは救いです。


前回同様にジュルジュルと液を注入され、


「前より少しきついのを入れておきましたから。」


という院長のありがたいお言葉。ただし、


「これでよくなってこないようなら、入院して検査した方がいいですね。」


ホォ、ひょっとするとこれで治るかも…。


そんな甘い期待が無惨にうち砕かれるのに要した時間は





前回のまる一日もかかりませんでした。(涙)





【戻る】 【次へ】