image

image

ほみの激痛物語 第09話
○皮膚科にて・・・はいっメス





これも、手が痒くなってしまいゴリゴリ掻いた時のお話。





やはり例のごとく湿疹でブツブツだらけになってしまったので皮膚科に行った。





呼ばれて先生を見ると「女医」おまけに綺麗。





美人だ





年齢は30前半ってとこかな。色白でね。


「どうされました?」


「実は、手がブツブツに…」


受け取る先生の手は「白魚のよう」


差し出すあたしの手は「召使か雑巾か」って代物…


じっくり見回し、先生は「じゃ、検査しましょう」


なにやら看護婦に指示を出して出てきた物が…





「メス」





手術に使うアレです。それを目の前につきつけ…湿疹のところへ。





「えっ、何すんの?心の準備が…あぁあっザクっとくるかぁ」





(怖い。怖い。顔をそむける。)





でもよ〜く見ると机に顕微鏡で使うガラス板(プレパラートだっけ?)があり


そこへ湿疹をメスでこそげ取るという作業を黙々と始めた。





「ジョリ、ジョ〜リ、ジョリっ」





という音とともにゴミのようなカスが落ちていく。


数分後、結果が出て「えっと…カビや白癬菌は無いみたいですね。」


白癬菌ってあの水虫の大家さんの事?


そんなのイヤだ〜無くてよかった。


皮膚の痒み=菌やカビが原因の1つって事もあるらしい。


診察って待合とかに話が筒抜けだから


「カビとか菌」


とか言われたら帰りにくくなるじゃない。


とりあえず違ったので胸張って帰りましたよ。


当然です


メスの怖さ?目の前では見たくない。2度と…





切れ味よさそうだからね。





【戻る】 【次へ】