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ほみの激痛物語 第06話
○2月13日魔がさした





前日、恒例の車検を通す為にディーラーへ愛車を持ち込んだ。





今日から何をするにもチャリンコになるのね…って思いつつ





寒さの中持ち込んだ。


帰り道、バレンタイン用のチョコを3つ購入。





すべて500円。





「義理だから安くていいよなぁ。どうせ不・景・気なんだから」


と勝手に不景気と決め込み決定。


足早に自宅へと帰る。


翌日、車検完了予定。


何も問題なく安く上がればいいなぁって思いつつお金を用意した。


寒い中ウキウキと愛車を取りに出かけようと


5cmの厚さの靴を履きカポカポと15分の道のりを歩く。


「最近、足腰の関節が固いような…運動不足からかなぁ」


何て考えつつどこか気がそれていたのかもしれない…


ディーラーの看板が見えてきた。


後ひとふんばり…って思った時





「ドサッ」





「何?何が起きた?」


あたりを見渡したところ誰も答えてくれるわけもなく…


良くわからない。


あたしの足首のあたりはピキーンと何かが切れたような感触を感じた。


とりあえず、車引き取らなきゃ。


それだけに全精力を傾けて過ごしてきたんだから。


一瞬、足の事は忘れかけていた。


忘れようとしていたのかもしれない。





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