『爆痛みか物語』
第55爆章

造影剤
激痛レベル
★☆☆☆☆

面会時間を過ぎ、消灯時間まで二人は居てくれた。
心細い一人の夜が少し癒やされた。
水分をたくさん取らないとなんないって言うと、
お茶を山ほど買ってきてくれた。
熱はあるものの、この日は眠る事ができた。
夜中になると、さすがにお腹が減ってくる。
お粥と少しのおかず、それも油物は一切なしだったからだろう。

お腹ぺこりんだな…

空腹は、お茶でカバーしていた。
点滴もあるので、トイレには頻繁に行っていた。


朝になり、熱も下がったので、点滴が外れた。
そして、造影剤を入れての腎臓のレントゲン撮影。
朝食は延食となった。
延食とは、字の如く食事が延びる…

つまり、あ〜と〜でって事だ。

お腹は背中とくっつきそうなのに、食事が延びるのは、かなり辛い。
2日前の激痛は嘘のよう!
自分で歩いて放射線科へ行った。
名前を呼ばれて中に入り、ガラスが張ってあるよな感じの台に寝て、まずは1枚。
続いて造影剤を注射されて、待つ事20分〜
ベットが斜めに傾き、造影剤が落ちて行くのを写すんだろう。
ミエロとは違い、こちらは普通の注射の痛みだけであった。

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