『爆痛みか物語』
第41爆章

担当医登場
悲痛レベル
★★★★★

「最後に入院に際して困ってる事や悩みがありますか?」
子供が心配なので、早く治して退院したい。
この言葉をまさかまさか、
4ケ月後に繰り返す未来があるとは、思うわけもないみかだった。
「明日は泌尿器科の先生が診察しますからね。
後から病室に来ると思いますよ。」
はい
みかがいる病室は旧館のようで、造りが古い
薄暗い部屋だった。
何となく日が暮れてきたかなぁ〜
そんな時間に…
トントン
「やぁ!どうですか?」
へ?
何ともひょーきんな先生がやってきた〜
背がひょろっと高くて、かなり痩せている。
ズボンは病院から支給されているらしき白いズボン。
それが寸足らず状態だった。
「痛みは?」
痛いです。
「熱出てきたのかぁ」
カルテを見ながら、怒り出した。
「なんで抗生剤やってないんだ!」
えーと
みかに言われても…
先生が看護婦を呼び指示していた。
年の頃は30になってんのかな?
ってくらい若い先生だが熱血感あふれてる様子だった。 担当の
“きむりん"
は会議という事で詳しい診察は翌日に〜と慌ただしく出て行った。

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