『爆痛みか物語』
第30爆章

入院
感謝レベル
★★★★★

スーツの上着を脱いだ状態で車イスに乗せられ、
おっかさん看護婦が病室まで連れてってくれた。
その間、励ます事をやめないおっかさんだった…
二人部屋しか空いてなくて、60代後半のおばあちゃんと同室になった。
「今日入院のみかさんです。」
おっかさんが紹介してくれた。
よろしくお願いします。
取りあえず、病室に着いたのはいいが、
入院するなんて思ってもみなかったわけだから、みかはスーツ姿でベットに入った。
「入院した事を知らせたいところに病院から電話できるからね。」
みかは会社に連絡してもらうように頼んだ。
それから少しして、おっかさん看護婦が来た。
「会社には連絡取れたからね。後から会社の人が来るって言ってたよ。」
ありがとうございました。
「頑張るんだよ! 早く治して子供が待つ家に帰るんだよ!」

うん
おっかさん看護婦の目も、みかの目にも涙がたまっていた。
ここからは病棟の看護婦さんに交代だからと、おっかさん看護婦は病室を後にした。

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