第96爆章 恐怖のMRI


レベル


★★★★★





入院が決まって MRIの予約をしたのだ。


ヘルニアには付き物のMRIである。


ただ、この前MRIを撮った時よりも状態は違っていた。


仰向けで寝ることができなくなっていたのだ。


それでも、検査は治療のためには必要なこと。


深く考えることもなくMRIの日がやってきた。


車椅子で放射線科まで行く。


Tシャツに短パンだったので着替えることもなく MRIの部屋へ・・・





「車椅子降りて歩いてきてくださいね〜」





技師さんが軽く言ってくださる・・・





い・・・





腰はおばあさんのように曲がったまま歩く。


大した距離ではなかったので時間はかかったが歩けた。





「そこに横になってくださいね。」





技師さんは淡々と作業を進めていくが〜


あたしゃ、入院もしなくちゃなんない身。





そう簡単に体が動くわけなかろーが





横に必死でなって足を立てて仰向け・・・


カプセルの中に入る前から地獄のようなみに襲われる。





い・・・





動いてはダメだよな・・・





い・・・





途中で辞めたら、またやんなきゃなんないんだよな・・・





い・・・





まだ、半分の時間も経ってないんだろっな・・・





い・・・ い・・・ い・・・





いってえぇぇぇぇぇぇぇ〜





この前は眠れるほどだったのに〜


更に悪化してきていたわけだ。


そんなことも頭の中にはひらめくこともなく ひたすら・・・





早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く・・・





終わりやがれえぇぇぇぇぇ〜





何度、緊急用のブザーを押そうと思ったことか。


でも、これをまた最初からやると思うと


恐怖におののいて押す勇気など出るわけがなかった。


まさしく、病棟の幕開けって感じである。


でも、これ以上にいことが この先、いくつも待っているとは〜


病棟の愛読者になってたみか。


他にもみを伴う検査や治療があるということは


何となくわかってはいたけれど 自分には起こるとも思ってみなかったし〜


何事も実際に体験してみないとわかんないってことで


持ち前ののんきモードでかまえておりましたとさ。





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