激痛人生劇場


○千枚通し

時は昭和45年
当時内職をしていた母親の手伝いをしていた。
内職は、なんかのゴム製品についていた余分なゴムを
千枚通しを使い剥がしていく内容でした。
幼いはっし〜は、面白いと思い内職の手伝いをしていた。
しかしそこは子供だったのです。


最初は無邪気に手伝っていたんです。




グサッ!!


手のひらに千枚通しが突き刺さりました。
したたり落ちる血、真っ赤に染まった手のひら。
幼いはっし〜は、

泣き

わめき

叫びまくりました。


痛い、痛いと。

そして、手のひらの中には今でも当時の千枚通しの事件が刻まれています。
手を覗くと、手のひらの中心には当時のゴムが入っており
この手を覗く度に、当時の事件が思い起こされるのです。

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