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Part2 新たなる激痛編(再発編)

第11話

5時間
(激痛度レベルB)

病院についたのが、13時。

その後、急患が入って待たされて、ようやく呼ばれたのが18時を回るところだった。

病院での5時間待ちってのは、人生で初めてだった。
しかし、この時の自分は、待つしかなかった。

もう、待つしか。
どれだけ、待たされようが、待つしかなかった。
それだけ、以前手術をした病院で、待ちたかった。

「はっしーさん、どうぞ」

呼ばれた時、自分が安堵したのが分かった。
これで、ようやく、楽になれるかも、
横になって、寝られるかも。
座り続けるより、まだマシだ。

そして、先生に呼ばれ、ようやく自分の症状を見てくれる事になった。

「ん〜、ヘルニアかなぁ」
「微妙だなぁ」

ってのが、最初の回答だった。
5時間待った為、みが引いてきたのか、軟骨が神経に当たりづらくなったのか分からないが、症状は
かなり緩和されていた。
いつの間にか・・・

でも
「先生、出来れば、入院をさせて欲しいんですが」
「以前、この病院で手術をした事があるので、ここで入院をすれば安心する事ができるんですが」
と訴えた。

この時、先生への訴えは通った。

しかし・・・・
思わぬ、弊害が、この後待っていた・・・




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