激痛ヘルニア物語
第209話

リハビリ 完治
(感激度レベル有頂天)


そして
はっし〜は医者も驚くような回復を果たしていました。
いつの間にか、足が動くようになっていたのです。
なんら麻痺の形跡が無いかのごとく、普通の足にまで復活していたのです。


あの、嘘のように動かなかった足。

どうあがいても動かなかった足。

痺れが全く取れなかった足。



その足、その足が動くようになっていたのです。
諦めなかった事が良かったのか、自分の若さが故に治りが早かったのか
定かではありません。
でも、治ったんです。

そう、治ったんです。


治ったんです。

治ったんです。


これが、喜ばすにいられましょうか。
片足だってたてる。
それも、麻痺した足で立つこともできる。
走るのはまだまだ、怖いけど、それもいずれできるだろう。
好きだったスキーも、いずれ再開できるだろう。
有頂天にいたはっし〜は、退院した先のことばかり考えていました。

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