激痛ヘルニア物語
第120話

違和感 嘘・・・
(激痛度レベルなし)

う・そ・だ・ろ?
ちょっとまて、頼む、うそだと言ってくれ。
ねぇ、お願いだから・・・・
右足はまったく動かない。
ピクリともしない。
そう、右足がまったく言うことを聞いてくれない。
この違和感に気づき、右足に動け、動けと意識を集中させるが
しかし、言うことを聞いてくれない。
なんで?
どうして?
いいから、動け、動け、動け、動け、動け
動けーーーーーーーーーーーー!!!!
たのむから、動いてくれ・・・・
自分の意志通りに動かない足、まったく動かない足、なんだかくやしい。
そして、状況を把握するにつれ、徐々に顔が青ざめてきた。
信じたくなかった。
先生
あ、足が・・・動かないんですけど・・・・

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