激痛ヘルニア物語
第118話

違和感 序章
(激痛度レベルなし)

違和感に気づくのに、それほどの時間はかからなかった。
手術をした背中の傷はまだ、麻酔が効いているせいか痛くない。
体に色々と異物感があったが、そんな事より、足のしびれが気になりだした。
しかも、かなりのしびれ感があり、いや〜な違和感を感じずにはいられなかった。
もともと、右足がヘルニアだった為、しびれが強いものと考えたが
それでも、なんかおかしい。
感覚も、鈍く感じる。
なんかおかしいぞ!!
自分の思うように右足が動かせない事に気づく。
そして、意識を右足に集中してみる。
あれ、右足が動かないぞ。

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