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■2008.10.15 あじサブレを求めて
今回のドンタコス通信は、神奈川県の地図がなんとなく頭に入っているという前提で書いてあるんで、そんなもん知らんわ!って人には読みにくいかもしれません。

◎あじサブレを求めて
会社の私の座席周りという極ローカルな範囲で、ちょっと変わった食べ物を味わうというのが、微妙なブームになってます。
変わった食べ物として、思いついたのが、買ったことはあるけど食べたことのない小田原名産「あじサブレ」。
あじサブレとは、鳩サブレのように、あんな形だけを模したのではない、ちゃんと原材料に鯵(小田原産)が入っているのだ!!
ということで、ちょっと小田原まで行って、あじサブレを買いに行くことにしました。

ただし、そのまま電車に乗っていくのでは芸がありません。
やはり、ここはユニークな方法で行くべきでしょう。

そこで、採用した方法は、自分の足。
自転車でなら行ったことあるしね。

そんなわけで相模原から小田原まで、ちょっくら走っていくことにしました。
ちょっくらと言っても、直線距離で35〜40キロはあるし、最近は10キロ以上なんて走ってないんで、最後まで走れ切れるとは思えません。
まあ、途中から歩くことになるでしょう。
で、帰りは軟弱に電車と。



◎出発
出発したのは、23時30分ごろ。
この時間から分かる通り、徹夜の強行軍です。
頑張って、かなりの距離を走れれば、朝の6時ぐらいには到着するだろうし、途中から歩いても7時〜9時には到着する予定です。
完全にグロッキー状態となり、歩けなくなる可能性もあるけど、それは考えないようにします。やっぱり、多少無謀に行動する方が面白そうだし。
なんで深夜に走るのかというと、昼間に走ると暑さでへばってしまう可能性があるから。

さすがに朝まで移動し続けることを考えると、弱気になってやめようかという気にもなってくるし、何か色々を間違っているような気もするんですが、なるようになると言い聞かせて相模原を出発しました。

相模原を出て、座間を抜け、厚木市に入ったのが0時30分ぐらい。
座間近辺では、歩いている人も自転車に乗っている人もほとんどいません。かなり寂しい状況です。

途中から246号線を通っていったんですが、厚木は走りやすかったですね。
そこそこ栄えているせいもあり、遅い時間だってのに、人がちらほらと歩いてました。
厚木市も無事に走り抜けて、1時30分ぐらいには伊勢原市へ。
伊勢原市は地図で見ると、なかなかデカイ。
しかも、実際に走ってみると坂が多い。もうちょっと平坦な道にしてくれんもんかな。

さすがに、そろそろ疲れてきたし、何より眠い。走りながら寝そうです。
昔、走りながら眠ってしまい、気がついたらアスファルトのヒビか何かにつま先をひっかけてしまって、体が中を舞っていたことがあるんで、あまり居眠り走行はしたくありません。
ひたすら睡魔と闘います。



◎伊勢原市通過
伊勢原のどっかの交差点で、歩道にバイクを止めているいかにも不良っぽい人達を発見。
因縁をつけられたりしないか、ちょっとドキドキしながら通り過ぎると、一人が携帯電話で話しをしていて、ナンバープレートの番号を伝えて、その車だかバイクだかを探すように言ってました。なんかの抗争中でしょうか?
とりあえず、因縁はつけられずにホッとしまがら、横を過ぎていきました。

伊勢原市に入ってかなりペースが落ちてきたんですが、2時ぐらいにとうとう、
脚がまともに走れない状態になりました。
無理して頑張れば、1キロや2キロぐらいはなんとかなりそうですが、この後に何時間か歩くことを考えると、無理はせずに歩きに切り替えます。

ひたすら歩いて、伊勢原市を越えて、秦野市に入ります。
246で伊勢原から秦野に抜けるところに、トンネルがあるんですが、その手前の上り坂がムチャクチャ長い。しかも、信号とかがないもんだから、ひらすら登るのみ。
この登りで、久しぶりに自転車で走っている人を見かけました。なんとなく仲間を見つけたようで、嬉しかったりする。

トンネルを抜けて秦野市に入ると、歩道を横切る謎の生命体を発見!
暗くてまったどんな形なのか分かりませんでしたが、歩道を横切っていきました。
しばらく歩道横の草むらの中に居て、こちらの様子を伺っていたんですが、私が見ているのに気付いたせいか、どこかへ行ってしまいました。

実は、3時ぐらいから、むしょうにトイレに行きたくなっていました。
ガマンしようと思えば、ガマンできますが、あんまり耐えたくはありません。
途中で何軒か牛丼屋があったので、牛丼を食べるついでにトイレも借りようかと思ったんですが、牛丼なんか食べようもんなら、満腹になって急激に睡魔が襲ってきて、N村の性格からすると、そのまま歩道でパッタリと眠りにつきかねません。
コンビニでトイレを借りるって手もあるけど、あんまりトイレを借りるのにコンビニに寄るのって好きじゃないんだよな。
というわけで、トイレを我慢し続けました。



◎松田町通過
疲労と睡魔でだんだんと何も考えられなくなりつつも、ひたすらに歩いて秦野市を抜けて、松田に入ったのか朝の6時ぐらい。
既にスタートしてから6時間30分ほど経過しています。
さすがに疲労しまくり。
ここで、川沿いの公園でようやくトイレを発見。
すっきりしたところで、元気良く歩きたいところですが、体の反応はイマイチのようです。
酒匂川という川の堤防を歩いていると、朝のウオーキングをしている人が何人かいました。普段なら、そんな人達に負ける速度で進むようなことはないのですが、疲れがたまっているせいか、何人かに抜かれてしまいました。

ところで、酒匂川沿いって、たくさんのクモが立派な巣を作ってます。
30センチ以上のものがゴロゴロしてます。
なかには、地面から私の頭よりも高い位置まで巣を張っているヤツもいました。

酒匂川沿いを歩いて、ようやく小田原市に入り、目標の小田原駅まではあと2キロぐらい。
あともう一息なんですが、足首は痛いわ、ヒザは痛いわ、太ももは痛いわで、痛いところだらけ。
そんな状態なんで、普通に歩くだけでも、どんどん疲労がたまっていきます。



◎小田原駅到着
小田原市街を通って、小田原駅に到着したのは8時ぐらい。
相模原から、おおよそ8時間30分かかりました。予定通りの時間です。

あとは、駅改札前の土産物屋さんで、念願の「あじサブレ」を買って帰るのみです。

・・・・・無い、あじサブレが無い。前は置いていたのに。
どうなっとんじゃい!!
ここまできて、あじサブレが無いだと!!
それじゃあ、いったい何のために、わざわざここまで歩いてきたっていうんだ。
店員さん訊いてみたら、扱っていないそうな。
代わりに、江ノ電サブレを薦められたけど、それは違うんだな〜。
江ノ電エキスが入っているなら、買ってもあげてもいいけど、入ってないよね江ノ電エキス。

あじサブレを作っている販売元は、小田原からさらに西へ10キロだか20キロだか進んだところだったよな。
正確な地名や店名を覚えていない状態で、10キロなんて歩いてられんので、販売元の店まで移動する案は却下。

仕方がない、2時間ほど時間を潰して、駅前の商店街を覗いてみるか。
10時を過ぎたら、ぼちぼち開店するだろうし。

小田原城まで行って、ベンチで座ったまま眠りました。
疲れていたんで、座ったままでも眠れます。
いや、疲れてなくても、座ったまま寝れますけどね。

どうやら、小田原で音楽のライブイベントがあるようで、その準備中の音で目が覚めました。
小田原城や、商店街のあちこちで音楽ライブがあるみたいです。体力があれば、
ラッキーとばかりに見ていくんですが、そんな体力は残っていないんで、ライブは諦めました。

時間はほどよく10時ぐらいなので、小田原駅前の商店街に戻り、フラフラと歩いてみました。
が、どう見ても普通の商店街。
観光地にありがちな、土産物が並ぶような雰囲気は、これっぽっちもありません。
探せば、そういう店があったかもしれませんが、もう探す気力もありません。

結果、あじサブレは入手できないまま、別のものを買って、電車で帰ってきました。
まったく、何をしに行ったんだか。


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