特別投稿 GPS No.26

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投稿者/G.P.S.     No.26     2013/11/12

稲荷寿司 …

J君は私の家から少し離れた地域で定年退職者を中心にした同好会の会長をしている。
J君から同好会の定例集会で講演をするよう依頼されていた。
依頼された講演の内容は電話で話し合ったが、詳細は会って打ち合わせることにした。
日時を決め、会場はJ君の地域の集会所とした。
講演の日が近づいたある日、講演の前日に打ち合わせたいと連絡があり、打ち合わせの後、昼食の接待をしたいので、朝方J君が私の家まで車で迎いに来てくれるとのことであった。
J君の奥さんの体調不良のため打ち合わせが予定より遅くなったと詫びていた。

J君の車でJ君の家に着き、打ち合わせを終えて、奥さん自慢の昼食を頂いた。特に貝柱などの具を豊富に入れた炊き込みご飯を油揚げで包んだ稲荷寿司が絶品であった。
食事を終えてから、「奥さんの体調が良くなかったとの事ですが、いかがされたのですか?」と私が尋ねたら、J君が「ノロウイルスにやられました。1週間前にカキ鍋を食べました。私は加熱が少ない状態が美味いので、かなり生に近い状態で食べていました。感染症になったことはありません。家内はよく加熱したものを食べていました。私が加熱は少ない方が美味いと言うと、家内は<今日のカキは三陸産なので安心でしょう>と言って、加熱が少ないカキを口にして、<これはプリプリしていて素晴らしくおいしい>と言って、数個食べ、<これからはこの状態で食べます>と言いました」
「翌々朝、隣の家内のベッドルームから、悲鳴のような叫び声を耳にして目覚めました。私がベッドルームから出ると、家内も出てきて、<私の部屋に入らないでください>と叫んで、トイレに駆け込みました。トイレ入り口の廊下に小さな水たまりが残っていました。不思議に思い家内のベッドルームのドアを開けて仰天しました。ベッドのシーツとパットが淡いチョコレート色の液体でびしょ濡れでした。絨毯にも同じ水たまりが出口まで、点々と続いていました。ベッドで酷いお漏らしをしたと思いました。私は何も見なかったことにして、自分のベッドルームへ戻りました」

「暫くして家内が私のベッドルームへ来て、<夜中から大変な下痢になってしまいました。立て続けの下痢で疲れて、熟睡していた時に強烈なお腹の異常で目覚め、急いでトイレに行こうと思って、立ち上がろうとしたら、お腹に力が入り、急に滝のような下痢が出て、パンティとパジャマのズボンを通過してベッドのシーツとパットを汚してしまいました。トイレに行こうと歩き出したら、パンティの中に溜まっていた液体が流れ出して絨毯をひどく汚してしまいました。朝になったら掛かりつけ医院に連れて行って下さい>と言いました」

「医院の開院を待ちかねて、診察を受け、症状と食べたものを伝えたら、<ノロウイルス感染症です。効く薬はありません。脱水症状にならなければ2〜3日で直ります。脱水がひどいので、今日は点滴をしますが、OSー1水とミヤリサンを服用してください。OSー1水を飲んで嘔吐があれば、脱水症状を防ぐため、点滴を受けに来院して下さい>と告げられ、帰宅しました。なぜノロウイルスに効く薬がないのですか?と医者に尋ねたら、<ノロウイルスは人間の腸内でのみ増殖するので、人工培養ができないため、効く薬の開発がまだできていません>と医者が答えました。翌日夕刻に下痢は軽快しました」との事であった。
「シーツとパットは塩素系の消毒剤で殺菌しましたが、絨毯に塩素系の消毒剤を使うと、脱色の危険があるので高温の濡れタオルで入念にふき取りました。ノロウイルスは高温に弱いと聞いていたのでこれで安心と判断しました」とJ君が話してくれた。
私は絨毯の処理は不十分でノロウイルスを家中に広げる原因になるだろうと思ったので、「入念にふき取った後で、濡れタオルを絨毯の汚れた部分に当て、85℃以上のアイロンで数分間加熱すると、より完全にノロウイルスを除去できたでしょう」とアドバイスした。
その時、私が残留ノロウイルスの被害者になるとは予想もしていなかった。

食事が終わり、雑談を楽しんでいると、J君が「ビールを飲んだので私は車を運転できない、いつも頼んでいる個人タクシーを予約してあります、その車でお帰り下さい。料金は後で私が払う契約にしてあります」と言った。
間もなくタクシーが到着した。J君と奥さんが見送ってくれた。

翌朝早く強烈なお腹の異常を感じて目覚め、トイレに行くと、凄まじい下痢が始まった。ノロウイルス感染症の症状であった。
J君の奥さん自慢の料理、特に絶品の稲荷寿司が原因であろうと推定した。絨毯から広がったノロウイルスに触れた手で握ったのであろうと想像した。
J君の同好会での講演を休めないので、下痢を軽くするため、朝食は蜂蜜入りのヨーグルトと家内が作ったリンゴジュースで済ませた。
出かける前に自製パンツとパットを付け、予備の自製パンツを1枚、パットを3枚持った。
J君が私の家まで車で迎いに来てくれ、地域の集会所に着いた。定刻前に聴講者が集まった。
J君の挨拶と私の紹介を終えて、私が演壇へ出て講演を始めた。
普段は立って話をするが、激しい下痢と睡眠不足のため体がふらつくので、パソコン操作のためと言い訳をして、椅子に腰かけたまま話を続けた。
講演を始めて20分位で強烈なお腹の異常を感じた。我慢できず静かにお漏らしをした。
激しく下痢を続けていたので、お漏らしをしても嫌な臭いはほとんど感じられなかった。
20分位で再びお腹の異常を感じたが、区切りのよいところで、トイレ休憩にするまでと、懸命に我慢したが、意に反し大量の液体がジャーと噴き出した。今度は量が多くパットと自製パンツが飽和状態になり、腰かけたままで、これ以上のお漏らしをすると自製パンツの締め付けの緩い上部から溢れ出す危険を感じた。講演を続けていると、また強烈なお腹の異常を感じた。トイレ休憩を宣言し、トイレに駆け込みびしょ濡れのパットと自製パンツを交換した。

再開後、30分くらいで強烈なお腹の異常を我慢できず、話を続けながらお漏らしをした。最後の質疑の終わりごろ強烈なお腹の異常を感じたが、予備の自製パンツを使ってしまったので、パットが飽和状態となり、自製パンツを汚すようなお漏らしは避けねばならない、懸命に我慢した。なんとか質疑を終え講演を終了すると同時にトイレに駆け込み、滝のような水柱を迸らせ、楽になって至福の瞬間を満喫した。濡れたパットを交換した。自製パンツの汚れは僅かであった。
トイレから戻ると、J君が心配して「お腹が悪いのですか?昨日何か悪いものを出したのではないか?と心配です」と語りかけた。私は「少しお腹が緩いだけです」と答えた。
講演が終了し、同好会の幹部と昼食を取りながらの懇談を始めた。寿司が用意されていた。昼食を辞退して、早く帰宅したかったが、「少しお腹が緩いだけです」とJ君に答えたので昼食を断れず、寿司に箸を付け、おいしいのでお腹が悪いのを忘れて、残さず食べた。
食事後間もなくお腹の異常を感じ始めたが、懇談の佳境にあったので、席を外しそびれた。
話が一段落付き、席を外そうとしたとき「お迎えの車が参りました」と連絡が入った。
J君が立ち上がり挨拶をして、全員で玄関まで見送ってくれた。トイレに行く機会を失った。

昨日と同じタクシーなので、「できるだけ早く家までお願いします」と運転手に告げた。
「渋滞のない道を通ります、少し揺れます、ベルトをお締めください」と運転手が答えた。喉の渇きを癒すために飲んだお茶と寿司がお腹を刺激して、お腹の異常が強烈になった。「トイレに行きたいので、コンビニで止めてください」と言ったら、「間道なので、近くにコンビニはありません」と運転手が答えた。家まで我慢の覚悟を決めた。
信号のない交差点で車が横から出てきたので、タクシーが急ブレーキをかけた。体が前のめりになり、ベルトがお腹を強く締め付けた。この圧力がお腹の中の液体を一挙に噴出させ、お尻、太腿、パット、自製パンツをびしょ濡れにした。自製パンツの脚まわりのガードがしっかりしているので漏れ出しの心配はなかった。
家に着くとすぐに浴室で体を洗い、ベッドで休み、トイレ通いを頻繁に続けた。
翌日の午前中は地域のFM放送局で30分の出演を依頼されていた。
寿司を食べ過ぎたと自覚していたので、夕食はヨーグルトとリンゴジュースで我慢した。
眠りについて間もなく、強烈なお腹の張りと腹痛を感じて目覚めた。トイレに駆け込むと、ガスと水柱が混じったシャワーのような下痢が異様な轟音と共に噴出した。昼食の寿司が消化されずに大腸で発酵したのであった。
1時間おきくらいにシャワーのような下痢と異様な轟音に襲われ熟眠できずに夜が明けた。
激しい病状なので放送局までたどり着けるか心配になった。しかしFM放送をキャンセルすることはできない。家内は「とても無理です去年の秋のように気を失うのが心配です」と出掛けることに強く反対した。また出演中にお漏らしをして、異様な轟音を出す危険は絶対に避けなければならない。
お腹の負担を軽くするため、朝食はヨーグルトとリンゴジュースで済ませた。

2日続きの激しい下痢と絶食、2晩続きの睡眠不足で歩くのがとても辛くなった。タクシーを呼んで、早めにラジオ局に出掛けた。
担当キャスターの案内で、控室に入り話の内容の打ち合わせをした。
打ち合わせの途中でお腹の異常と腹痛を感じ、トイレに駆け込んで、シャワーのような下痢と異様な轟音を放出したら楽になったが、目の前が暗くなり、一瞬気を失った。暫く腰を下ろしていると回復できた。
体がふらつくので、壁に伝わり歩きをして、ようやく席に戻ると、キャスターが心配して「お腹の調子が良くないのですか?」と尋ねた。
「かなり悪いのですが慣れているので、我慢できると思います」と答えた。
オンエヤーでのキャスターとの対話をなんとか円滑に進めたが、終了5分前位に強烈なお腹の張りと腹痛を感じた。なんとか我慢し、終わると同時にトイレに駆け込み、シャワーのような下痢と異様な轟音を遠慮なく噴出して、体重より重い荷物を下ろしように感じ、楽になった。

控室に戻ると、キャスターが「体調がよくないのに上手に応答頂き、有難うございました。私もお腹が弱いので時々苦しみます。最悪事態が予想されるときは、女性は緩いスカートを穿けば、おむつを付けて外出できますが、男性のズボンでは難しいでしょうね。最後の5分位の苦しみに耐えて、対話を続けられた時の辛さは経験者のみに分かることです。本当にお疲れ様でした」と慰めてくれた。

タクシーを呼んで貰い、帰宅した。家内は「出掛ける時は物凄く辛そうだったので<倒れた>といつ連絡があるかと心配していました。無事帰れてよかった」と嬉しそうに叫んだ。おむつを付けてベッドに入り、下痢と異様な轟音を我慢せずに噴出した。不消化物が出尽くすと腹痛は軽くなり、異様な轟音も消えたが、下痢は翌日の昼過ぎまで激しく続いた。

G.P.S.

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