あれは高校生のとき。部活で遅くなった私は、見たいテレビがあるので大急ぎで自転車をこいでいました。お腹が空いたのでガムを噛んでいたのですが、それが災いの元でした。
遠くに電燈が見えました。そこには10センチ以上ある大きな蛾が飛んでいました。噛んでいたガムが風船ガムだったので風船を膨らましたその時です。その蛾が私向けて突進してきました。ここからはとても時間の流れが遅く感じました。蛾は膨らましたガムにくっつき、バタバタを羽をばたつかせ、私はビックリして転倒しました。そしてそのとき息を吸い込んだのでしょうか、ガムと蛾も私の口の中へ。。。すぐに吐き出しましたが、口の中は蛾の粉?でいっぱいです。何かの本で毒があると書いてあったような事を思い出した私は、口をあけたまま自販機を探し、ポ○リを買い、うがいをしました。
あの蛾が暴れる感触、今でも忘れません。