投稿レポート751
投稿No.751  投稿者/黒きヒヨコの帝王  2004/12/14

天然虎ふぐ … さばきたてのピチピチ

2年前です。
寿司屋兼料亭でアルバイトしていたときでした。
僕は店の主人がさばいた天然のトラフグの皮・はらわた・そして、尻尾についていた少しの肉を毒缶という専用の鍵付きゴミ箱に運ぶ途中でした。正月の稼ぎ時で朝から働きずめで非常に空腹でした。
僕は「ああ・・・腹減ったなぁ〜」「天然トラフグかぁ〜これを食べる機会は・・・」「食べちゃおうかなぁ〜この尻尾の肉」
「でもテトロドトキシンは青酸カリの10倍の毒」と葛藤し結局切って洗って食べることにしました。

そのふぐの肉1センチ四方を醤油につけ口に入れた瞬間、心臓の鼓動が異常に早くなり始めました。「ヤバイ」と僕は肉を全部吐き出しました。しかし、目は暗くなり、舌が喉に押し込まれるような感覚があり全身に怠さを感じ、手足の関節がグリグリと痛み始めました。
「僕はアホやこんな事で死ぬんか?」と思い水道の水を3リットルほど飲みました。水を飲めば体内の毒濃度が薄くなるとテレビで言っていたのを実践しました。
店のご主人に「気分が悪いと言って」休憩をもらい控え室で寝ました。
その後2時間ぐらいすると症状は引きましたが、関節の痛みは1週間ほど続きました。

あの肉を飲み込んでいたら死んでいたでしょう・・・ホントに死ぬと思いました。

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