高校生の頃、ある日友達と家で遊んでいたら友達が急に腹が減ったと言いだしたので何か食べることにしたのですが簡単に食べれそうなものはなく冷蔵庫にはキャベツ、人参、きゅうりなどの野菜しかなく、しょうがないので野菜料理でも作るかということになり準備を始めました。
最初は単純に塩、コショウに醤油で味付けしようしたのですがトロミをつけると旨いなどと口走ってしまったため片栗粉を入れることになってしまいました。言ってしまったことは仕方ないので見よう見真似で片栗粉を水で溶きフライパンに注ぎ野菜とともに炒めました。
ここまでは順調だと思っていました…軽く味付けをして皿に盛りました。皿にのっている野菜炒めには何か違和感がありました。その野菜炒めはトロリと言うよりグチャリとしていました。まぁ男の料理なんてこんなものと思い食べた瞬間…粉の味がしました。
片栗粉のみの味など知っている人はあまりいないと思いますがアレはロクデモナイです。説明しようがありません。もはや野菜炒めと言うより片栗粉inゼリーと言う感じでした。
どうにか片栗粉の味を消そうと思いこれでもかと言わんばかり醤油を入れたのですが片栗粉の醤油風味にしかなりませんでした。
友の冷たい視線を受けながら吐き気と後悔にうなされ、もうノリで料理は作らないと堅く誓いました。