学生時代に臨海実験所に泊まり込んだとき、夜の磯調査のついでに食材の足しにとカニをたくさん採集してきました。流通している種類のカニではありませんが、そこそこ大きく、味噌汁、カニ飯、塩茹でと食卓が賑やかになって、数人の仲間達と夕食になりました。
そんな中、塩茹でのカニの1匹の甲羅をパカッと開けたところ、「??!」…普通、カニの甲羅を開けると中はミソやエラなどが詰まっているのですが、そのカニの中はラーメンの麺がいっぱい詰まっていたのです。色、太さ、縮れ具体といい、まさにラーメンでした。
「何、これ?」
「げげっ!」
「ラーメン?」
「なわけないだろ!」
「寄生虫… だな…」
そう、それは寄生虫以外には考えらませんでした。不思議だったのは、寄生虫を取り除いたところ、エラなどの本来の中身が見当たらなかったことです。どうやって生きていたのでしょう?
ちなみに、他のカニは正常だったので、また熱処理したので大丈夫だろう(!)ということで、これ以外のカニは気にせず(笑)全部食べてしまいました。
教訓:魚介類の闇鍋はやめましょう。